8月3日（土）、3歳以上1勝クラスの札幌7Rにおいて「設定6」が優勝した。

はぁ!? 何言ってんの!? …と思うかもしれないが、本当のことだ。

馬名が「セッテイロク」。

今を時めく3歳牝馬なんだが、馬名の意味＝「設定＋6」…って、素直に「パチスロの最高設定」って書けや!

こんな馬名付けるなんて、相当なパチンカスだろ!? …でも、「馬主」である時点でかなりの勝ち組だから、どんな方なのか一応調べてみた。

馬主名は「由井健太郎」氏。由井電気工業という会社の社長さんだ。

そして、なんとなんとあの「シンリョクカ」の馬主さんでもある。シンリョクカは競馬ファンならご存じの通り、2歳新馬勝ちからG1の阪神ジュベナイルフィリーズに直行して後の三冠牝馬・リバティアイランドの2着（12番人気）になってあっと言わせ、3歳G1クラシック路線の桜花賞＆オークスにも出走して6着＆5着と、3歳春は世代TOPの実力を示したサトノダイヤモンド産駒だ。

…あっ、サトノダイヤモンドはもちろんSammyの里見会長所有馬の中で初のG1タイトルをもたらしてくれた名馬で、現役種牡馬だ。

4月の福島牝馬Sで転倒して競走中止、骨折判明で秋まで休養となっているが、シンリョクカの馬名の意味は「心力歌」らしい。これは氏の母校である成蹊学園と関係があるらしく、馬主界隈においても同じ成蹊大の大先輩である西山茂行氏（ニシノ～、セイウン～でお馴染みの大馬主）のSNSやブログなんかにも登場しているみたい。

つーか、当日レースを見た人ならわかるだろうが、1着になったセッテイロクの2着争いに「スイッチオン」がいたことが笑えた。どんだけパチンカスに寄せてるレースなんや!!

さすがに、「1着セッテイロク、2着スイッチオン」というパチンカス好みのワンツーにはならなかったワケだけど、セッテイロクとスイッチオンの2頭軸で3連複とか3連単買っていた多分パチンカスでもある馬券師は、マジで惜しかったね～～。アタマ差の4着やん…。

それにしてもダートの1000メートル戦とは言え、見事に2勝目を飾った「セッテイロク」ちゃん。血統的に見てもダート馬だろうから、秋の牝馬三冠最終戦・G1秋華賞に出たりすることはなさそうだけど、この馬が走るたびにパチンカス競馬ファンが馬券買うだろうから、無事に次走も頑張って欲しいね。ちなみに、同馬は今回3戦して2勝目なのだが、馬番は5番→3番→3番で、枠はすべて3枠!!　そう、赤の333だっ!!!　こんなところで密かにフィーバーしていたなんて、コレに気付いたパチンカス馬券師はどれくらいいるだろうか!?

今年はベラジオオペラがG1大阪杯を勝ったり、パチンコ・パチスロ系の馬主さんの活躍も見られるので、秋競馬も楽しみだネ☆彡