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【パチンコの真実】天井がなくてもハマリ台は常に狙い目!?

【パチンコの真実】天井がなくてもハマリ台は常に狙い目!?

このコーナーは一般のパチンコユーザーが勘違いしている事象を正していく不定期連載企画である。今回正していくテーマは「ハマリ台は当たりやすい!?」である!!

天井や遊タイム搭載機における常套手段!?

パチスロには遥か昔の1号機時代に既に搭載されていた“天井機能”(裏モノに搭載されていたほか、4号機時代に復活)。この天井機能搭載機に関して、いわゆる“ハマリ台”を“ハイエナ”することが有効な立ち回りであることは周知の事実である。

パチンコにおいては2020年4月に導入された『Pフィーバー真花月2 夜桜バージョン』を皮切りに、通常時に特定回転数ハマると時短が作動するシステム“遊タイム”搭載機が登場した。

現在、遊タイム搭載機の導入数自体が減少傾向ではあるものの、遊タイム発動間近で捨てられている台を狙うのはパチンコにおける非常に有効な立ち回りの1つであることは間違いない。遊タイム搭載機においても、まさに“ハマリ台”を“ハイエナ”することは勝つための常套手段と言えるのである。

遊タイム
パチスロの天井とは違い「遊タイム発動≠大当り」も、機種によっては多大な恩恵が得られる。

ところが、天井機能や遊タイムを搭載していない機種においても、「ハマリ台は狙い目」とする世の中の風潮があるのは否めない。

とにかく、よくありがちなのは「1000回転以上ハマってるからそろそろ出る」という何の根拠もない思考であり、普段は誰も打たない不人気機種でさえも“ハマリ台”であれば誰彼と座る始末。そうした「ハマリ台だからそろそろ大当りしそう」という思考のもと、何人もが入れ代わり立ち代わり「ハマリ台」を打つさまは、ホール内でよく見られる光景ではある。

ただこの光景を客観的に見れば、「そろそろ大当りしそう」と思った数多くの人が打った結果、「1000回転以上ハマった」だけなのである。要するに、何人もが「そろそろ出る」と思っていたら「まったく出なかった」ワケだ。

ハマリ台
1000回転以上ハマってる台をハイエナして、2000回転突破…なんてことも!?

本当に「ハマリ台が狙い目」な機種が存在した!?

かつては、本当に「ハマリ台が狙い目」であった機種がパチンコにも存在した。

1993年に登場した『春夏秋冬』(西陣)は、朝イチ電源投入後は通常確率の1/210だが、最初のリーチで3つのモード(通常・天国・地獄)に振り分けられ、地獄モード時はハズレリーチ40回で天国モードに突入するという救済機能が搭載されていた。このため、朝イチがまずお得になるのはもちろんだが、「ハマリ台=ハズレリーチがたくさんかかっている可能性あり」ということで、完全なる狙い目となった。もっとも、当時は台枠上に回転数表示のある店など皆無だったので、常にシマを回遊しながらチェックするか、灰皿のタバコの吸い殻の数でどれだけハマっているのか判断したものだった。

初代_春夏秋冬
神輿役物に玉が挟まり天国モードに固定された台が135連チャン叩き出したこともある爆連機。

また、2006年に登場した『CRやすしきよし333&555』(豊丸)は、333なら334回転以上&555なら556回転以上ハマリ台において大当りした場合にMAX時短(333or555回)が確定するので狙い目だった。

2010年に登場した『CR天上のランプマスター』(豊丸)は、潜伏確変をうまく利用して「通常状態の方がアツい」仕様とした特殊スペックで、通常状態での大当り(出玉なし含む)時は必ず連チャンモード(今で言うところのRUSH)の「トレジャータイム(電サポ付きST・継続率約85%)」へ突入した。潜確時の128回転ハマリや15連続潜確当選など、ハマリからの大当りが鍵となるこの「天上ルート」は非常に画期的だった。

天上到達
確変連チャンを抑制するハズの「ST」と「リミッター」を逆手に取り、まさにパチスロの天井のようなスペックを実現。

今さら「大当り抽選は完全確率、前回の抽選結果にかかわらず毎回転同じ確率で抽選されている」などと、声高に言うのもどうかと思うが、「そろそろ当たる回転数」とか「これだけハマったから当たる」といった思考に行きがちな人はビギナーのみならず決して少なくないようだ。

パチンコにおいては遊タイム搭載機を除き、某漫画家が勝手に提唱している「メーカー別狙い目回転数」などは存在しない。すべてにおいて「ハマリ台だからそろそろ出る」という思考で立ち回るのは危険を伴うと言っていい。

ただし、パチンコにおける「大ハマリ台」は“優秀台”である可能性は秘めている。特に1人の先客が長時間に渡り粘っていた場合などは、よく回る(=ボーダー以上の、釘状態がいい)台の可能性は十分あるだろう。とにかく「ハマリ台が狙い目」かどうかは、機種(天井や遊タイムが付いているかどうか)による。安易なオカルト思考の「ハマリ台狙い」は、痛い目を見る可能性があるぞ!

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