
ハネモノや一発台ではもちろんのこと、デジパチでも最近では盤面だけでなく筐体のあらゆるところに設置されてきた「役物(役モノ)」。
中には“ギミック”と呼ばれて巨大化したり、パチンコの進化とともに現在に至るまで発展し続けてきた。
そんな「役物の世界」を振り返るのが、このコーナー。
今回取り上げるのは、「CRフィーバージュリー・ザ・ピンボール」(2006年・SANKYO)だ。
それでは、GO!!
液晶機なのに「役物アトラクション」が最大のウリ!?

本機はまずスペック的に3タイプあり、MF-Tが確率1/315.5・確変59%(出玉約1620個)、SF-T1が確率1/387.8・確変67%(出玉約1760個)、SF-T2が確率1/399.6・確変75%(出玉約820個or1760個)でいずれも突確(潜確)“ジュリータイム”を搭載し大当り終了後に100回転の時短が付いた。
スペック的には当時流行の突確搭載タイプの液晶CR確変機なのだが、本機の魅力は何と言っても“役物”にあった。

ジュリーこと「沢田研二」ともタイアップしており、数々の名曲ももちろん搭載しているのだが、どちらかというと「ピンボール」の方がメインだった。
まるで“小さな遊園地”のような超特大の「役物アトラクション」が本機最大のウリだった。

まずは玉の流れから。液晶上の「天ルート」に玉が入ると、さらに左右に振り分けられ、左ならワープルートへ、右ならチャンスルートへと向かう。

チャンスルートへ振り分けられた玉は「スカイクルーン」でさらに振り分けられる。左穴は第2のスタートチャッカーになっていた。

スカイクルーンを経た玉はいったん役物内に停留し、ある条件を満たすと「ループスライダー」経由で放出された。

「TOKIOステージ」に出てきた玉はフリッパーに弾かれ、まるでピンボールのように縦横無尽にステージ上を暴れまくった。

さらにステージ中央の「チャンスポケット」が飛び出して、フリッパーに弾かれた玉が入れば激アツ!
演出的にも「ピンボールステップアップ予告」や「ピンボールラッシュ」といったまさにリアルな玉によるピンボールアクションが大当りの鍵となっていたのだ。液晶にボタンマークが表示された時にボタンを押せば、実際にフリッパーが動いた。

液晶の演出は街中でピンボールしてる風のもので、ミニキャラ予告や看板予告、モニター予告、スベリ予告等々、液晶内の予告アクションも多彩だった。

リーチはスーパー発展時の液晶内のピンボール演出による玉の転がり方で発展先が決まった(※いつもと違う動きをしたり、玉が2個ならチャンスアップ)。観覧車リーチやTOKIOリーチ(※玉が東京タワーへ突入して発展。パラシュートでルーレットのどの目に落下できるかで確変or通常orハズレが決定)、ジャックポットチャンスなどがアツいSPパターンだった。

通常図柄での大当り中は8ラウンド目に確変昇格チャンスの「ピンボールチャンス」が発生し、ゲージがVまで到達すれば昇格した。

ラウンド中に昇格しなくても終了後にジュリーのカットインが発生すれば確変になる「ファイナルアクション」もあった。SPリーチハズレ後に復活パターンとして、ジュリーのカットインが発生することもあった。
本機が登場したのはエヴァ2や冬ソナといった大ヒットマシンがホールを席巻していた時期。コンテンツ的にもさすがに通好みレベルだったが、超巨大な「役物アトラクション」にはかなり驚いた記憶がある。
<つづく>
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