
ハネモノや一発台ではもちろんのこと、デジパチでも最近では盤面だけでなく筐体のあらゆるところに設置されてきた「役物(役モノ)」。
中には“ギミック”と呼ばれて巨大化したり、パチンコの進化とともに現在に至るまで発展し続けてきた。
そんな「役物の世界」を振り返るのが、このコーナー。
今回取り上げるのは、「CRぱちんこまことちゃんSTH2」(2007年・京楽)だ。
それでは、GO!!
マッチョメ、マッチョメ!

70年代後半に一世を風靡したギャグマンガの金字塔「まことちゃん」とタイアップした本機は、スペック的には“超甘デジ”だ。
当選確率1/45.2→1/9.3・出玉約300個(3R)・確変突入率100%&4回転まで継続のST機で、突確当選後orグワシチャンス(3R大当り後のST4回転)中の大当り後に「スーパーグワシチャンス(ST4回転+時短70回転)」に突入した。本機はコレをループさせることで連チャンさせ、出玉を増やすタイプだった。

まずは役物の左にある「GO!」を狙う。

電チューに玉が入るとドットが変動開始。3・5・7図柄揃いで大当りだ。

大当りは右打ちでまことちゃんのアタッカーを狙う。

まこと虫揃いは突確になるので、スーパーグワシチャンス突入となる。

予告アクションは、「グワシ」の声と共に役物の右手が動く「グワシ予告」、ドットが炎になり「グワシ」を連呼する「スーパーグワシ予告」、ドットに爆弾出現でボタンをPUSHさせる「爆弾予告」、ドットに葉っぱが落ちてきてボタンPUSHでキャラに変身する「葉っぱ予告」などがあった。

リーチアクションは右出目がスローになる「ロングリーチ」や左図柄がバウンドして再始動する「バウンドリーチ」、右図柄が爆発を繰り返す「爆発リーチ」、役物の口の中にいるまこと虫役物が回転する「まこと虫チャンス」、そしてドットが揃って回転する「スーパー★ポリス全回転リーチ」などがあった。
とにかく本機はまことちゃん役物のインパクトが絶大で、それでいてドットの演出も多彩だし、変に液晶で作るよりもよっぽど価値あるタイアップだったと思う。本機の所有欲に駆られたファンも多いかもしれない。まさに適材適所といった感じのコンテンツ&スペック&ゲーム性…この頃の京楽の勢いは凄かったよなあ。
<つづく>
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(C)楳図かずお/小学館