※この連載は元パチマガライターにして現人気YouTuberのジャイロ(旧ジャイロキャプテン)が正攻法とオカルトのハイブリッド理論「ジャイ論」を軸に吠えまくる毎日更新コラムです。記事内のすべてはジャイロ個人の感想、妄想、怨念ですのであしからず……。

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今回も友人Iとのお話しになる。

当時18歳。高校卒業後初めての夏の物語だ。

お互い、原付の免許を取得しており、よくツーリングをしていた。

スクーターではなく、50CCではあるものの「ミッション型」と呼ばれるタイプで見た目はほんまに400CCのバイクと変わらない。

私はTZMという、同世代なら多くの人が知っているバイクに乗っていた。

友人はなんだったかな・・・、まあ似たようなバイクだった。

そのころもぼちぼちパチンコはしていたけど、頻度としては多くなく、趣味程度。ここで立ち止まっておけば今頃一流企業で働くエリートで可愛い奥さんと子供もいただろうな……(否定意見は絶対に却下する)

で、夏。Iがこんなことを提案してきた。

「パチンコで旅費を稼ぎながら旅しようぜ」と。

さあみんなはこう思ったはずだ。「バカじゃねーのｗｗ」と。

なお私は「いいね!」と二つ返事! もうノリノリである。

若いって怖いね……。

例えば今の自分に息子がいたとしてだよ? 息子が「友人とバイク旅行してくる」だけなら許可するけどさ、

「パチンコで稼ぎながら旅してくる」とか言いだしたら

ボク「育て方……間違えたかな?」と自分の中のアミバが出てきてしまうくらい衝撃を受けることだろう。

アホだろ、なんで当時の私らはこんな無茶がまかり通ると思ったんだ?(なおマジでまかり通ったから怖いよ)

高校卒業までって、旅行を子供だけで……ってのは基本的にできなくて、やっぱ初めての「親抜きの自由な旅行」は19歳以降に経験すると思うんよ。

んで、この旅行ってマジで記憶にこびりつくんだよな。前日夜、早めに寝ないとだったのに、お互い興奮して寝付けず、寝ないまま夜中に出発したことすら覚えてる。

なお、当時は携帯電話もPHSも、なんならポケベルも持ってなかった私たち。

何かから解放された気持ちよさがあった。出かけてしまったらもう自由だー!と。

今だとスマホでどこにいても捕まるからこの気持ちは今の若い子は味わえないかもしれないな。

なお目的地は石川県の金沢。なぜか和菓子が食いてえってなってね。

そして軍資金、というか旅費だが……3万円。これでパチンコ打って宿に泊まって……。

とかどう考えても無理があるよなあ。お金が尽きたら当時の私はどうするつもりだったんだろう。

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