スマスロは金がかかる

※過去の「それはきっとこういう事情」はコチラから！

チワッスあしのです。

パチンコ・パチスロにまつわる答えの出ない疑問にざっくりとした形を与えるこちらのコラム。今回は「学生っぽいのに毎日スマスロ打ってるやつ、どこから金でてんの？」というネタ。

なんかめっちゃ既視感がある気がするんだけども書いてないよなまだ。探しても出てこないしな。きっと書いてないんだろう。うん、書いてないハズ。

はい、とりあえずこの話は前提として「スマスロは金がかかる」というのを解説させねばならんのですが、普段パチンコしか打たない人にはこれは意外と分かりづらい話だと思うんですね。

これを理解するにはスマスロ、というか有利区間の仕組みから解説せねばならんのですが、とりあえずイメージ的には「一回打ち始めたら炸裂するまで打つのが前提」みたいなシステムが基本になってる、と考えるとそんなに大きく外してません。

要は中途半端に打つとなかなか厳しいのが今のスマスロであり、打つならとことん、デッド・オア・アライブの勝負を挑んでナンボなのであります。

要はラッキートリガーみたいなもんなんだろうみたいな理解でもいいっちゃいいんですけど、スマスロの場合はリターンのデカさ以前に、機種によっては「ヤメたら損するタイミング」が明確に存在するため、そこが投資金額が嵩む原因になってると思います。

というわけで若者（学生）がこれを打った場合どうなるのかという話なんですけど、これは我が身を振り返るとなかなか分かりやすくて、いわゆる2000年～2003年くらいの爆裂AT機・大量獲得ストック機時代に青春真っ只中を過ごした筆者としては、答えなんか一個しかないんですよ。

スロマガ的に書いていいのかどうかかなり微妙な話だと思いますが、実際そうなんだから仕方ない話として、これはもう「借金」なんですよね。

いわゆる「消費者金融」というやつですが、いまでは信じられない事に、当時は「アイフルの犬」ことチワワのくぅ～ちゃんが大人気になったり、武富士ダンスのモノマネする芸人さんとかが普通にいたくらい「借金」のイメージが超ライトでした。

ちなみに筆者もどっかでカード作った事あるんですけども、派遣でちろっとバイトみたいな事してるだけの大学生が初回でゲットした枠はなんと100万円。

1回10万くらい借りて獣王で万枚出して全額返済したらすぐにケータイに営業電話が来て「200万まで増枠できます」とか言われ、「こいつら頭おかしいな」と、ちょっとゾッとしたの覚えています。

若者は一括返済できないのが基本なので、一回大きく借りると返すのにホントに時間がかかっちゃう。だからその分金融業は儲かるので、とにかくデカく貸そうとするんですね。これで助かる人もいるんでしょうけど、これらの商売は総体としては賤業も賤業。社会悪以外の何者でもないので、当然ながら規制されました。

はい、いわゆる「総量規制」というやつですな。

上の話でいうと、個人に貸付できる金額というのは会社のさじ加減だったんですけど、これが「借入れは年収の3分の1まで」と上限が切られる事になり、ほとんどの大学生は親の扶養に入ってるので100万くらいしか稼いでない事を考えると、いいとこ30万くらいしか借りられなくなったわけですな。

これくらいなら社会人になって2ヶ月くらいもやしだけで生活すれば一気に返済可能。実際そうする人が続出したのか、消費者金融は全然儲かんなくなり統廃合が加速。現在に至る感じです。

で、いまのパチスロは正直4号機のパチスロと同じくらい、もしくはそれ以上に投資が嵩むゲームですし、それで金融に頼れない学生がどうやって打ってるかというと、これはもう色々考えられるんですけどかなり暗い話になりますし笑えない考察になるので止めときます。

お前ら…！　勝て…！　打つならちゃんと勝つんだぞ…！

というわけで今回のネタ。「学生っぽいのに毎日スマスロ打ってるやつ、どこから金でてんの？」に対応する答えがこちら。ドン。

実家が太いんじゃない？（鼻ホジ）

以上！　今週はここまで！