
チワッスあしのです。
パチンコ・パチスロにまつわる答えのない疑問についてなんとなく形を与えるこちらのコラム、今回のネタは「レインボーハズレ? それ遠隔やろ!!」というもの。
確かに。虹色は「確定(濃厚)演出」として各メーカーとも大体は特別扱いしてるんですけど、これを最初に搭載したのはアルゼの「デュエルドラゴン2」だというのは結構有名なお話。レバオンでそのまんま「Rainbow」って描かれた虹色のロゴが出れば当たりのプレミアム演出ですね。
発売は2000年2月と液晶搭載機の中でも最先発組であるため、メーカー側としても「パチスロの液晶演出ってどう作ればいいんや」とその利用方法を模索してるはずの段階。そこで早くもプレミアムとして虹が使われてるのは結構象徴的なことだと思います。
ただこの後「虹=当たり」がメーカーとユーザーの間のお約束になるのはかなり先です。
4号機時代は「外れる虹色」なんか腐る程ありましたし、5号機時代もそれは同じ。有名なのは初代「新世紀エヴァンゲリオン」や「ひぐらしのなく頃に祭」でしょうか。
流石に時代が進むと「外れる虹色」も減ってきますけど、面白い例としては6号機でリメイクされた「パチスロガメラ」。
そう、ご存知「バルゴン」の虹色光線です。敵側の強攻撃なんでむしろピンチなんですけどこれを大当り確定と勘違いして喜び勇んでレバーを叩くプレイヤーが続出。そして漏れなく、海底で緑色の血を流して眠りにつくガメラを見て膝から崩れ落ちる事になったのでした。
かくいう筆者もガメラを打つのは20年ぶりくらいで虹色光線のことをすっかり忘れてたんで、試打室でこれに遭遇した時「おっ」と思ってめちゃめちゃ写真を撮りまくっちゃいました。へへ。
と、そもそも虹=当たりというのが法律で決まってるモンでも何でもないフワッとしたものなんですけど、一応雑誌とかWEBサイトで「確定」とか「濃厚」って書いてるヤツが外れた! みたいなのが話題になることもあります。
有名なのが「サムハズレ」とか「全回転ハズレ」(ナナシーは除く)。
これらは本来プレミアムのハズなんですけどごくごく稀に外れたぞオイという報告がなされており、実際、皆様もネット上でゲップが出るくらい何度も目にした話題だと思います。
虹色を含め「外れるプレミアム」というのは往々にして「ある」「ない」の論争になるんですけど、一番重要なのは、パチンコもパチスロも別に神が作った完璧な創造物じゃないという事です。人が作ったものには必ずどこかに瑕疵があり、いつかは壊れたり不正動作をするもの。
実際、パチスロを長く打ってるとバグった台なんか普通に触ったことがあると思います。
オレが体験した例でいうと、4号機のとあるストック機で完全に液晶演出関連の抽選が死んでる台があり、液晶演出とフラグが全くリンクしてないという例がありました。レバオンで何を引いたとて毎ゲーム必ずハズレ対応の白系演出が起き続けるという。
ちょっとおもしろかったんで気づいてからもしばらく打ってましたけど「よく考えるとこれRT解除までのゲーム数のカウントが進んでるかどうか怪しいな」と思ってヤメ。一応駄目元で店員さんに返金を要求してみましたが、店員さんも店長さんもパチスロにあんまり詳しくなく「このキチガイ何いってんだ」みたいな顔されたんで退散した、という苦い思い出があります。
小役のヒキはまともだったので、レバオンで取得してる変数自体はちゃんとランダムだし正常な値だったはず。なので恐らくこれは物理的な不良でサブ基板とメイン基板間のデータやり取りが上手くいっておらず。本来サブ側に渡されるべき変数がヌル値(なにもない値)なので、とりあえずフラグはどうあれ液晶には無理やり「演出が発生」「ハズレ対応」という結果が毎ゲーム出力されてたんではないかと思います。
よくホールには故障により稼働停止中になってる台がありますけど、そのなかにはこういう不正挙動をするから止められてる台もあるわけで、オレの体験した例もちょっとズレると全然当たってないのに「毎ゲーム大当り確定演出を表示する」みたいな動作だったかもしれず。
要は虹が出ようがサムが出ようが、故障やバグによる不正動作の可能性がある以上「大当り確定」じゃなくて「濃厚」なんですね。
と、頭では分かってるんですけどね。実際オレも眼の前でサムがハズレたらめちゃくちゃ騒ぎますし死ぬまで言い続けます。と考えると、たった1回のヌカ喜びで一生使えるネタが手に入るんだから、ある意味では超ラッキーですよ。
というわけで本日のネタである「レインボーハズレ? それ遠隔やろ!!」に対応する答えがこちら!
「人が作ったものを信頼しちゃいけません」
以上! また来週!