
あのメーカーは今!?⑧ ロデオ
はじめに
虚心坦懐の「あのメーカーは今!?」、第8回。
4号機時代、「ガメラ」のヒットを皮切りに、「サラリーマン金太郎」「旋風の用心棒」「回胴黙示録カイジ」「鬼武者3」と数々のヒット機種を生み出し、パチスロの歴史にメーカーとして名前を刻んだロデオ。


最近、後継機は出るものの「パチスロ ガメラ2」はSammyだし、「L サラリーマン金太郎」はエキサイト、「スマスロ 鬼武者3」はアデリオンと……ロデオの名前は、すっかり耳にしなくなりました。
今回は、そんなロデオについて触れていきたいと思います。
ロデオは元「バークレスト」!
ロデオの前身であるバークレスト株式会社は、1994年に 英国バークレスト・リミテッド社の日本法人として設立されました。この英国のバークレスト・リミテッド社は、元々カジノ向けスロットのメーカーでした。因みに、当時の英国スロットは現金を入れてプレイでき、当たれば現金が出てくるという仕様でした。
バークレストは1997年、遂にパチスロ第1弾、4号機のAタイプ「エージェント777」を1000台限定で発表しました。

ただ、こちらの機種、中リールの制御がヘンテコで、ハサミ打ちで中リールを目押しすると簡単にリーチ目が出せたという……。もちろんフラグは立っていないので、大当りはしないのですが……。
その後、1998年 には「クレイジーチェリー」、1999年には「ミジンZ」と独創性に富むマシンを発表。そして、アルゼや山佐にも負けないリール制御を誇った「プレリュード2」を生み出しました。因みに、生産工場はなんとパイオニア!



バークレストからロデオへ
2000年になるとSammyの連結子会社となり、ここで社名を株式会社ロデオに変更しました。そして、このタイミングでロデオ初となる4号機の大量獲得機で、シフト持ち越し機能を搭載した「ガメラ」を発表し大ヒット! 翌年には攻略ネタでお世話になった「インディジョーズ2」、液晶サイズを大きくした「オオガメラ」、一番コピーしまくってた「ダブルチャレンジ」、のちの社会不適合機「サラリーマン金太郎」がまたまた大ヒット。


しかし、TVCMで中山秀征を起用し「ロデオの名前は伊達じゃない。」で注目された「クラブロデオ」は、控えめに言っても大ゴケでした。

が、2003年「旋風の用心棒」「ジェットセットラジオ」などのAT+ストック機がヒットし、翌年登場の液晶がリールより大きいと話題の「カイジ」もヒット。



また、規制前最後の大量獲得機「鬼武者3」や、リプレイのヒキが重要な「俺の空」などが設置を伸ばしました。


5号機時代に入るとスロット人気は一気に低迷し、第一弾「ど根性ガエルS」に続いて「デビルメイクライ3」「回胴黙示録カイジ2」などを出すも、増えないRT機能ということもあって、そこまでのヒットには恵まれませんでした。



そんな中、2010年に5号機、パチスロを変えたと言っても過言ではない、コインが増えるARTに上乗せという概念を加えた「新鬼武者」が5号機初の大ヒットとなりました。そして、2012年にはパチスロ「モンスターハンター」も大ヒット。


そんなロデオもその後はヒット機に恵まれず、時代は5.5号機となり、2017年「闘え!サラリーマン」を最後にロデオブランド名は消滅することとなったのでした。

まとめ
やはりロデオは「プレリュード2」の完成度が高く、マジで面白かったのを良く覚えていますね。そんなこともあって、かなりロデオには期待していました。
その後の「インディ」や「ダブチャレ」ともに、レバーゆっくり系攻略法でお世話になったのも懐かしき昔話(笑)。
そうそう、5号機時代、パチスロがつまらなくなった最中に登場した「新鬼武者」は、まさに救世主かと感じましたね。
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