
【第29回】連チャンはいつ収束するの?
※『パチンコ正攻法』過去の連載まとめはコチラから。
本連載第8~9回で、確率の収束について説明した。大当り確率が同じなら、どの台を打っても、誰が打っても、長期的にはほぼ確率通りになるという理屈である。
しかしこの時は初当りのみに着目し、確変や時短などの連チャン要素は考慮していなかった。
もし初当りが確率通りに引けたとしても、連チャンが多い場合と単発ばかりの場合では、当然収支は大幅に異なる。
ただし、ラッシュや確変、時短等の振り分けも、当然「確率」によって抽選されているのだから、いずれ収束することには違いない。
同じ機種(スペック)なら、連チャンしやすい台、しにくい台などというのは存在せず、どの台でもチャンスは同じである。
また、連チャンを引きやすい人、そうでない人というのも存在しない。
数日~数十日程度で見ればヒキが良い・悪いという現象が存在するように思えても、それはあくまでも確率ムラの断片でしかないのだ。
というわけで今回は、P牙狼GOLD IMPACT(魔戒チャンス突入率50%、継続率81%)を題材に、連チャン数はどれくらいで平均値に収束するのか実験してみよう。
「実験」というのは、実際のパチンコ機と同じ確率で連チャンの抽選をするようにパソコンでプログラムを組み、その結果を出力・分析することだ。いわゆるシミュレーションである。
実機で初当りを何百回も引くには膨大な時間がかかるが、シミュレーションなら一瞬である。プログラムを組む時間も10分程度しかかからない。
では一例として、初当り10回を引かせたときの連チャン数を挙げてみよう。
※演出に関係なく、10R分で大当り1回とする。
単発
7連
単発
5連
単発
8連
3連
単発
単発
単発
魔戒チャンス突入率は50%なので約半分は単発になる計算だが、ここでは10回中6回が単発になっている。
一方、7連、8連という大きめの連チャンもあり、平均では2.9回となっている。
理論上は平均3.63回になるはずなので、やはり10回程度ではなかなか収束しないということだ。
むろん、10回分合計でもっとヒキが良い場合もあるだろうし、もっとひどい結果になる可能性もある。
では今度は初当り1000回分の平均連チャン数✖10回分を並べてみよう。つまり全部で10000回分だ。
3.599回
3.387回
3.495回
3.427回
3.675回
3.711回
3.656回
3.582回
3.715回
3.489回
これらの数字1つが初当り1000回分の平均連チャン数である。どれもおおよそ理論値の3.68回近くに収束しているが、±5%程度の誤差は十分考えられる。
1000回×10回分の平均値は3.57回で、やはりおおむね理論値と一致している。
というわけで、連チャンも収束することは間違いない。
あとは荒波を乗り越える覚悟を決めることと、不調期に耐えられるよう回転率の良い台を打つことのみが肝要だ。
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