
【第140回】大当り回数を偏差値で表してみる

前回、1日の大当り回数の分布を出した。平均大当り回数は27.5回で、最低は0回、最高は71回まで幅広く分布していた。
平均27.5回だからといって、平均前後に落ち着く日はそれほど多くないことを前回説明した。つまり、平均値から大きく離れた結果が出ることは珍しくない。…いや「珍しくない」というより「日常茶飯事」と言った方が適切かもしれない。
平均からどれくらい離れていて、それがどれだけ珍しい現象なのか。これを数値化しようとする時、比較的なじみ深い指標が「偏差値」である。たとえば、平均27.5回のところ40回獲得した場合は偏差値いくつなのだろうか?
では、大当り回数0回から71回までを偏差値化した数値を見ていただこう。
条件は前回と同じ。Typeレイ、等価ボーダー±0、12時間実戦×50000日だ。
回数 偏差値
0回 26.6
1回 27.5
2回 28.3
3回 29.2
4回 30.0
5回 30.9
6回 31.7
7回 32.6
8回 33.4
9回 34.3
10回 35.1
11回 36.0
12回 36.8
13回 37.7
14回 38.5
15回 39.4
16回 40.2
17回 41.1
18回 41.9
19回 42.8
20回 43.6
21回 44.5
22回 45.3
23回 46.2
24回 47.0
25回 47.9
26回 48.7
27回 49.6
28回 50.4
29回 51.3
30回 52.1
31回 53.0
32回 53.8
33回 54.7
34回 55.5
35回 56.4
36回 57.2
37回 58.1
38回 58.9
39回 59.8
40回 60.6
41回 61.5
42回 62.3
43回 63.2
44回 64.0
45回 64.9
46回 65.7
47回 66.6
48回 67.4
49回 68.3
50回 69.1
51回 70.0
52回 70.8
53回 71.7
54回 72.5
55回 73.4
56回 74.2
57回 75.1
58回 75.9
59回 76.8
60回 77.7
61回 78.5
62回 79.4
63回 80.2
64回 81.1
65回 81.9
66回 82.8
67回 83.6
68回 84.5
69回 85.3
70回 86.2
71回 87.0
平均値をはさんだ27回、28回では偏差値がそれぞれ49.6、50.4であるから、平均値=偏差値50の法則が成り立っていることがわかる。

大当り0回の場合、偏差値は26.6。試験でいえばオール0点に相当するのがこの偏差値である。
偏差値60を超えるのは大当り40回(偏差値60.6)。偏差値40を下回るのは大当り15回(偏差値39.4)となる。この偏差値40~60までの範囲が比較的よく遭遇するゾーンであり、全体の約68%を占めている。
そして偏差値60以上が全体の約16%、偏差値40以下も同様に全体の約16%を占めている。高校入試にたとえれば、偏差値60がBランクの進学校、偏差値40が公立最下位校あたりに該当する。
偏差値70ラインは大当り51回(70.0)で上位約3.6%に相当。偏差値30ラインは大当り4回(30.0)で、下位約0.7%に相当する。偏差値70は超一流進学校、偏差値30はいわゆるFランク(不合格になる人はほとんどいない)となる。
ちなみに最高大当り回数の71回の場合、偏差値87.0であった。上位0.03%、3571回に1度の割合となった。
