![【パチンコ正攻法】自力でボーダーラインを計算する方法](https://pachimaga.com/free/2023/01/11/432b3cab3f883a362c83ba60f5925b9725671d82.jpg)
【第18回】「平均連チャン数」の真実
※『パチンコ正攻法』過去の連載まとめはコチラから。
前々回、エヴァ咆哮の等価ボーダーラインを計算するにあたって、1/319.7の大当りを引いたときの平均獲得出玉および平均連チャン数を
4645個(4.12回)
だと説明したが、その詳しい計算方法は省略した。
では、なぜこの数字が出てきたのか、今回は順を追って説明しよう。
パチマガスロマガモバイルサイトによると、本機平均連チャン数は5.26回(6432個)となっているが、上記の数字とは食い違っている。なぜか?
パチマガでいうところの「平均連チャン数」とは、原則として「初回確変」あるいは「初回ST」の場合のもの。その機種の爆発力の指標とするためである。
甘海シリーズのように毎回必ずSTに突入するスペックの場合は、初回ST=初当り毎、ということになる。
また、初回STからの引き戻し率は20%しかなく、引き戻せば連チャンモードに入るような機種の場合、「初回STから引き戻した場合」の平均連チャン数が掲載される場合もある。
この場合は初回STを引いただけではまだあまり期待できないので、引き戻した場合の連チャン数が掲載されるわけだ。
要は、機械的に「初回確変」「初回ST」とするだけではなく、その機種のゲーム性に応じた「平均連チャン数」が掲載されているのだ。
しかし、ボーダー計算で必要なのは「初回確変」や「初回ST」ではなく、単発なども含めた「初当りごと」の平均獲得出玉数である。
またもや前説が長くなったが、要するにここではエヴァ咆哮の「初当りごと」の平均獲得出玉数を計算する必要がある。
◎通常時(ヘソ入賞時)の振り分け
大当り確率1/319.7(ST時1/99.4)
・56% 420個 ST163回
・3% 1400個 ST163回
・41% 420個 時短100回
まずST163回転で引き戻す確率は?
=1-(1-1/99.4)^163
=0.807593=80.7593%%
残り保留4回転も含めると80.9989%
次に時短100回転で引き戻す確率は?
=1-(1-1/319.7)^100
=0.268957=26.8957%
残り保留4回転も含めると27.8061%
初回ST時は2連目以降も同じ確率で継続するので
=1/(1-0.809989)
=5.2629回
一方、初回時短時は27.8061%の確率で引き戻し、2連目以降は80.9989%で連チャンし、プラス5.2629回の大当りが期待できるので、
=(1-0.278061)+0.278061✕(5.2629+1)
=2.4634回
したがって、
初回ST(59%)で5.2629回、
初回時短(41%)で2.4634回
初回STと初回時短を合わせた「初当りごとの平均連チャン数」は
=5.2629✕0.59+2.4634✕0.41
=4.1151=4.12回
これで最初に提示した4.12回という数字の答え合わせができた。これが「初当りごとの平均連チャン数」を意味する。
では、これを出玉個数に直すといくつになるのか? 次回はそれを計算してみよう。
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