あなたの勝率は18%以上?
負けて荒れる姿ばかりアップしておきながら実は勝ってるパチンコライタージャイロがパチンコニュースを語るお時間がやってきた。
前回は続きを書きそうな感じで締めたが、今週はいったん違う話を取り上げてみたい。気になる話を見かけたからだ。
これはヤングちゃんねるさんの動画(リンク先の10:40くらいから)で見た話で、どこかのホールの店長さんとの話の中でその店長さんから「お客の平均勝率は18%」と聞いたというトピックが取り上げられていた。
ヤングさんいわく、その人から聞いただけでどこの調べでどういう調査方法だったか等は一切わからないそうだ。18%というのは100回打ちにいったら18回勝って帰れるという意味で、ヤクルト1本のプラスからコンプリートまで全部まとめて「勝ち」として扱った場合らしい。
スタジオにいた皆さんは低すぎない? というニュアンスで驚いていたようだけど、私は納得というか、そんなもんじゃないかなと思っていた。
私がパチンコという暗黒遊技(ネタだぞ!ネタ!たまに冗談通じないユーザーおるからな!)を覚えてから約30年。……30年もパチンコしてんのかよ……、しかも覚えてから大半をパチンコ屋で過ごしてきたことを考えると原稿書きながらガチでチにたくなっている(これはネタじゃないぞ!)。
大げさではなく、仕事場としても毎日のように行っているし、休みの日は遊び場として、人生の大半をホールで過ごしている。途中マルハンや鳥貴族の社員として働いているが、この30年はそれらをひっくるめても自宅よりホールにいる時間の方が長い生活を送っている。
こんな人間になっちゃダメだぞ。
閑話休題。何を言いたかったんだっけ? そうだ、30年。自分がパチンコを覚えた30年前から一貫して変わらない数字がある。それは「パチンコで勝っている人間は全体の1割程度」という言葉にある勝率の1割だ。
まあこの1割はトータルで勝ってる人の割合であって、今回の18%のような1回1回の実戦での勝率の話はまた別じゃないか? と思い、一日単位の勝率はどうなんだろうと自分の勝率と収支を出してみた。
今年の9月&10月で、
28戦10勝18敗(勝率35%)
でも差玉は+42085玉という面白い結果となった。勝率だけなら35%と負け越してはいるが収支はしっかりプラス。なお、収録だけの収支ならもっとプラスである。基本的に収録ではボーダー以上の台を打てており、1日単位では10万入ることも珍しくないが、2カ月かけて期待値に近い結果にまとまってきたと言えるだろう。
ただこの35%って冒頭の平均勝率18%の倍くらいあるし、それだけ良い台を打てていたんだろうな。
そう思うと、LTは荒くて勝てない、LTに回転率は関係ない、と言われがちだが、実際はLT機が荒くても回る台を打っていれば長い目でみたら勝てるし回転率も関係あるということはこの勝率の差が証明していると言えるだろう。
そして、まだまだパチンコは厳しいことがデータで出てしまった。血の気が引いたね。勝率18%じゃトータル収支はほぼ勝ち越せない。さすがにそろそろもう少し回さないと本当にパチンコ終わるで。
なお、もっと昔はどうだったんだろうと思って知り合いのライターに残ってる一番古い記録を聞いたら、2012年の勝率が306戦179勝127敗(勝率58.5%)だったそうだ。
この頃の「勝てる台の勝率」が60%前後だったと思うから、やっぱデータってすげえな。
306回も打ちに行けてるのも凄い。当時はまだこれだけ打ちに行ける状況だったんだろうな……私もこの頃は年間で300回以上打ちに行けてたわ。ちなみに2012年のホールのメイン機種はというと、CRぱちんこAKB48、牙狼鋼、慶次漢、仕事人4、エヴァ7あたり。良い時代だったねぇ。
言ってることとやってることが違わないか?
SNSや掲示板では「もっと勝率を高めて遊ばせろ」って声がある。これは今のパチンコパチスロは少数の人が3万発4万発と大きく勝ち、その何倍もの多数の人が負ける図式になるスペックの台が主流であり、その割合を変えてくれということだろう。
でも、実は大きく勝つことも少ないが大きく負けることもほとんど無いような時代というのは過去に何度もあったんだ。自分の知っている範囲だと5号機の初期や6号機の初期、パチンコの50%ループ5回リミッター時代とかね。じゃあその時代はさぞ良かったんだろうというと私にとってはその通りで100%肯定したいくらいなのだが、世間的には全くそんなことはない。それどころか暗黒時代として語り継がれているくらいなのだ。
だから荒々の現状はみんなが望んだ未来だったはずなんだよね。私は明日からでも5回リミット時代に戻ってくれて問題ないけどな。
ただ、前述のように射幸性が落ちると客足が遠のくのは歴史が証明しているし、今ある台を撤去させるのは大損だ。5号機や6号機のときのように全台を入れ替えする場合、その費用は結局はユーザーが負担することになるのだから。
なので今の状況で勝てる方法を模索したほうがいい。もちろん苦しい時代なのはわかってる。勝率18%が平均だもんな。それでもあがく方法はあるのだ。
さて、私が提唱する「初心者がすぐ出来る勝つための立ち回り」はこれだ。初心者向けでありそんなことわかっとるという人は飛ばしてくれ。どうしたらいいかわからないという人は少なくとも闇雲に打つよりは勝率が上がるし収支も上がると思うぞ。
①パチンコ編:ホールのオススメ機種
まずはパチンコから。読んで字のごとくホールがオススメしている機種だ。今は大抵の店で店内にオススメ機種のポスターなどが掲示されているはずだ。エヴァ未来や東京喰種、沖海6などが指定されやすいかな。
今のパチンコは打てる機種、打てない機種がはっきりしており、新台を含め打てない機種はエグいレベルで回らないこともある。1000円14回転が現実にある恐怖。
設定L投入はめちゃ叩かれてホールも謝罪するくせに……設定L級の回転率のパチンコを置いても当たり前だと叩かれることもなくもちろん謝罪なんてしないってのはどうかと思うけどね……。
ただその中でも上記の機種なら光明が見えるはずだ。そんなシマはたいてい客付きも悪くない。オススメ機種指定、朝から人が集まる、店のメインで台数も多め、そんな条件を満たす店&機種があったらまずは試し打ちしてみることをオススメする。釘を見られなくても優秀台にたどり着く方法はあるのだ。
②スロット編:ジャグラーやハナハナで手堅く
パチンコは「終わっている地域」があるためパチンコそのもので立ち回れないケースがあるが、この2機種がどちらもまったく打てない地域は全国でも少ないだろう。
軍資金も数万で足りるしマジでオススメである。なんでもない日にツモれるなら最強だがそれは厳しいかもしれない。
そのお店の強い日に着目するのが手っ取り早い。朝から行って朝イチ台に座りその台があるかないかだけを判断して無いなら退いてあるなら粘る。これだけでも昼や夕方からもう見切られた台を適当に打つよりは相当収支が向上するはずだ。
さらに欲張ると○台並びや全台系、列まるごとなどをやる店かどうかの傾向もつかめるとグッと勝率は上がる。そういう店では周りの動きにも注目するとイイ。今は強い島にみんな集まりやすい傾向があるから朝は常連に合わせて早く埋まるシマに自分も参加するだけでもだいぶ変わるぞ。また物理でもスマホアプリでもいいがカチカチくん(小役カウンタ)も用意しよう! パチマガスロマガモバイルサイトの設定判別ツールを使えばより精度があがるぞ!(宣伝)
③上級編:店内すべてを視野にいれる
スマスロもジャグハナもパチンコもすべて天秤にかけた上で一番可能性のある場所に行く。
これが一番勝てる。だが今のスマスロやパチンコは収支がだいぶブレるため、収支のブレに耐えうる精神力と軍資金が必要になる。あと時間だな。
可能性のある場所ってどこだよ? という話になると思うが、こちらも今までと同様に強い日に軍団や専業の動きについていくことやオススメ機種を狙うことが吉となるだろう。
私はパチンコ系YouTuberなので基本的に打つのはパチンコばかりだが、みなさんはパチンコもスロットもいくらでも選択肢が持てる。
キツい時代ではあるが勝つべくして勝てている人間もいるのだから勝てる方法はまだまだあるのだ。
そんな人間の代表である軍団や専業を忌み嫌いたくなる気持ちもわからないでもないが、彼らは彼らで人生のリソースをパチンコに注いでいるので彼らが勝ちやすいのは自明の理なのだ。
人生を捨ててパチンコパチスロをしている彼らに怨嗟の声を上げるよりもうまく利用することを考えてみるといいぞ。彼らのいく島や店に行くだけでも勝率は上がるはずだ。
人生を捨ててる人に便乗してパチンコに勝ちながら浮いた時間で人生を楽しむ。これが最強の立ち回りだろ。


