機種名だけではどんな機種なのか想像もつかず（!?）、あまりにもクセが強すぎたために（!?）、どこにも記録が残っていないような迷機を取り上げるこのコーナー。
今回取り上げるのは、「CR江頭2:50」（2011年・豊丸）だ。
それでは、レッツラゴー!!

いまやチャンネル登録者数440万人、動画再生回数は11億4900万回超という大人気YouTuberへと華麗なる転身を遂げた芸人・江頭2:50。以前は「笑いのためならしねる数少ないサムライ芸人」として「1クールのレギュラーよりも1回の伝説」をモットーに掲げ、常に上半身裸＆黒スパッツ姿で暴走しまくり、テレビ界やお笑い界に数々の伝説を残してきた。

そんなエガちゃんと、今から13年前にタイアップして登場したパチンコが本機である。

スペック的には5種類あるがすべてSTタイプで、『M312TP』が大当り確率1/312.1・ST39回・出玉10or16R、『M312』が大当り確率1/312.1・ST74回・出玉2or16R、『MILD5II』が大当り確率1/249.2・ST54回・出玉4or16R、『L159』が大当り確率1/159.8・ST74回・出玉2or16R、『V99』が大当り確率1/99.3・ST4回（時短25or100回）・出玉5or16R。

なお、エガちゃんと言えばあの曲（布袋寅泰のスリル）だが、本機の大当り中には大人の事情により使われなかった。

まずは変動開始時予告から。「爆撃機ハッチ落ち物予告」ではボタンPUSHで爆撃機役物から様々なアイテムが落下するが、実写しゃちほこ立ちエガちゃんなら大チャンス。

「文字タイトル予告」はまさに牙狼のパクリで、「ドーン」や赤文字ならチャンスアップ。「継続」なら擬似連へ。

また、本機は液晶機ながら図柄をドット風に表現しており、赤ドットがデフォルト。「ドット色変化予告」では連続予告と連動してドット色が変化すればチャンスアップ（期待度は青＜黄＜緑＜桜）。

連続系予告はまず中図柄に「がっぺむかつく」停止で擬似連に発展する「がっぺ札予告」。金の豪華札ならアツい。

「しゃちほこ立ち予告」はチャレンジ成功なら継続orリーチへ。

「江頭軍曹予告」は後ろの女隊員の服装に注目（期待度は軍服＜タンクトップ＜体操着＜水着）。

「江頭ストーリー予告」はエガちゃんの伝説エピソードが流れる。3種類あり、いずれも第5話まで行けば激アツ。

「神バク転予告」はバク転するほどにチャンス。

「江頭ファイト予告」はエガちゃんが勝てば継続orリーチ。攻撃パターンも「がっぺ百裂拳」ならチャンス。

「江頭暴走予告」はチャンス目（250・EGAなど）停止から発展。収録中のエガちゃんが暴れ回るほどチャンスアップだ。

「むかつき連打予告」はボタン連打でエガちゃんを振り向かせれば継続orリーチ。

リーチ後は「カットイン予告」出現で期待度アップ（期待度はエガダンス＜ドーン!!＜神降臨）。

リーチ発展時に「一言物申す予告」発生もチャンス。セリフ内容に注目（期待度は危険だ!!＜チャンスだ!＜大当りだ!!）。

リーチアクションはまずドット系リーチ。

「ドレミリーチ」「追っかけリーチ」「押し潰しリーチ」「逆回転リーチ」「カミナリリーチ」の5種類あるが、いずれも液晶下のSDエガちゃんの数が重要で、多いほどチャンス。エガちゃん群出現なら激アツだ。

実写系リーチは陸・海・空と3パターンあるが、いずれも信頼度50％超と激アツ。

「陸戦リーチ」は目的地目指して地雷をジャンプし、しゃちほこ立ちで着地できれば大当り。

「海戦リーチ」はエガちゃんが巨大鮫を撃破できれば大当り。

「空戦リーチ」は敵ミサイルを「江頭アタック」で迎撃できれば大当り。

変動開始時にいきなり「伝説」シャッターが閉じれば「伝説チャンスリーチ」。シャッターをこじ開けてエガちゃんが登場すればBIGボーナス、マッチョ男が登場した場合はREGボーナスとなる。

他にもいわゆる突発当りの「物申す当りリーチ（突如実写エガちゃんが出現）」や、突然エガダンスが始まるとともにエガちゃんが増殖していく「全回転リーチ」もある。

大当り後はラウンド抽選演出である「ボーナスチャレンジ」に突入。3種類あり、いずれも演出成功でBIGボーナスとなるが、演出パターンよりも突入時に表示される☆の数によって期待度が変化。

「白鳥」はチュチュを着たエガちゃんがクルクル回りながらバレエを踊り、止まったところのボーナスに。

エガちゃんの持ちネタ「取って入れて出す」のチャンスは3回。

「剣道」はエガちゃんの特技で、かつての相方・寺田体育の日と対戦する。

スペックは別として、ぶっ飛んだ演出がとにかくエガちゃんワールド全開でとても楽しめた本機。最近エガちゃんねるでも本機を打った動画を上げていたが、昨年くらいから第2弾登場が噂になっているのもまた事実。このコンプラで固められた令和の世の中にどのようなアプローチで再登場するのか、楽しみではある。

＜つづく＞