
【第21回】玉減り防止で家が建つ!?
※『パチンコ正攻法』過去の連載まとめはコチラから。
前回の予告通り、今回は電サポ中の玉減り分の計算方法を解説する予定…だったが、ここ数回、やたらとこまごまとした計算や数値ばかり出てきて飽きたという人もいるのでは?
いや、私自身が飽きた…ということで、もう少しスケールの大きな、かつ身近な話を一つはさんでみる。
前回、言及したように、エヴァ咆哮を11.5時間打ったときの平均電サポ回転数は約1750回になる。総回転数のうち約半分は電サポなのだ。
つまり電サポ中1回転あたり玉が1個減るとすれば、1日に1750個の損となるのだ。玉貸料4円ならば7000円に相当する。
これを止め打ちなどで玉減りを防止し、玉減りなしのレベルまで持ってくることができれば…単純に1日7000円得になるのだ。
1日11.5時間✕月25日、年間250日稼働するパチプロならば、1日7000円✕250日で175万円という莫大な額になる。
10年で1750万円、20年で3500万円。
タイトルの「家が建つ」は決して大げさでも机上の空論でもない。本当に家が建つ額になってしまうのだ。
「俺は年間250日なんて打たないから関係ないよ!」と思う人もいるだろう。
しかし、はっきり言っておこう。
そういう人ほど損をしている可能性が高い。
考えてみよう。趣味で週に3回程度打つというパチンコ歴5年の人がいるとしよう。5年間の総稼時間(回転数)をすべて合計すると、パチプロの1年分に匹敵するものになるだろう。
つまりこの人は5年間で175万円負けることになる。年間35万円の計算だ。しかも玉減りだけでこの金額!
さらにボーダーに満たない台を打っていれば負け幅はさらに拡大し、ただの趣味パチンカーでも年間100万円やそれ以上負けることは全然珍しくないのだ。
一般的なサラリーマン世帯なら、家を買って住宅ローンを返済したとしても月10万円前後という人が多いハズ。
「パチンコなんてせず貯金していれば家を買えたのに」なんて野暮なことは言いたくないが、そろばんを弾いてみるとかなり現実的な問題であることが判る。
もちろん、当連載ではパチンコを辞めることを勧めているわけではない。
生活が破綻することなく、買えるはずだった物や行けるはずだった旅行が夢散することなく、日常生活にダメージを来さず、楽しいパチンコライフを送りたい人向けの記事である。
欲を言えば年間で50万円以上のプラス収支を出したいところだが、これも全く夢物語ではない現実的なお話なのだ。
そのためにはボーダーラインが大事なのはもちろんだが、電サポ中の玉増減にも細心の注意を払わなければならない。今回のエヴァ咆哮は電サポ中の1回転につき0.5個減としてボーダーを計算しているが、その2倍減る台だってそう珍しくはない。当然、ボーダーはそのぶん厳しくなる。
玉減りのダメージはどれくらいになるのか、多少どんぶり勘定でもかまわないので、とにかく把握に努める姿勢が何よりも大切だと私は考えている。
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