2週休載いたしまして大変失礼しました。前回（第125回）の続きを解説していこう。

前回の要旨は…

大当り確率や等価ボーダーがほぼ同じならば、単発割合の高い機種の方が波荒という法則が成り立つ。

…というものだった。

それを踏まえ前回はＰ大海5とエヴァ咆哮の単発割合を比較し、単発割合はエヴァ咆哮の方が高かった。両機は大当り確率と等価ボーダーが同水準であるが、単発割合はエヴァ咆哮の方が高い分だけ連チャン時の爆発力を上げてあるのだ。

では、そのほかの機種ではどうだろう。

◆ぱちんこ シン・エヴァンゲリオン Type レイの場合
・大当り確率…1/319.7→1/99.5
・初回ST突入率…63％
・ST163回転（＋保留4個）の連チャン率…80.97％
・時短100回転（＋保留4個）の連チャン率…27.81％

これらのスペック値から、Type レイの初回連チャン率は61.30％、単発割合は38.70％となる。

Ｐ大海5の単発割合は29.24％、エヴァ咆哮は41.18％であるから、Typeレイの波荒度合いは両者の間（咆哮に近い）とランク付けすることができる。

◆P北斗の拳 暴凶星の場合
・大当り確率は1/319.7で全く同じ
・等価ボーダーも同水準
・初回当りのうち55％は時短10回転（＋保留4個）→連チャン率74.68％
・初回当りのうち5％は時短1000回転→ほぼ100％連チャン
・初回当りのうち40％は時短0回→連チャン率0％

以上の数値から、P北斗の拳 暴凶星の初回連チャン率は46.08％、単発割合は53.92％となる。ここまで例を挙げた4機種のうち最も波荒といえる。

ちなみにパチマガのシミュレートでは、暴凶星の場合、等価ボーダー11.5hの平均投資額は53444円となっている。最もマイルドなＰ大海5では49188円なので、平均投資額にもしっかり波荒度が反映されている。