
【第125回】単発割合

前回、エヴァ咆哮の初回連チャン率は58.82%であると計算した。
2回目以降の連チャン率は81.00%だが、1回目に関しては60%に満たない。つまり初回当りの4割以上が単発になってしまうことを前回説明した。
この「初回に連チャンしない確率」=41.12%
を単発割合と呼んでいるのだ。一方、P大海5の単発割合は29.24%と低めになっている。
この差がいったい何を意味するのか?
そして、単発割合という概念がいったい何の役に立つのか?
その機種の爆発力や出玉性能を知る指標としては、「初回確変時」や「○○ラッシュ突入時」の平均連チャン数や平均獲得出玉などが解りやすいためよく利用されるのだが、一方これだけではその機種の特徴を的確に表せない。
P大海5とエヴァ咆哮を比べると…。
■初回確変(ST)時の平均連チャン数&平均獲得出玉
・P大海5…4.46回(平均6248個)
・エヴァ咆哮…5.26回(平均6432個)
大当り確率は両者ほぼ同じ。ボーダーラインも同レベル。そして平均獲得出玉も両者ほぼ同水準なので、この数字だけ見ると爆発力は互角のように思えるかもしれない。

しかし注意すべきなのは、P大海5の場合は確変に突入すれば必ず2連チャン以上するが、一方、エヴァ咆哮はSTに突入しても2割近くは単発に終わってしまう点である。
よって、P大海5の平均獲得出玉6248個というのは2連以上のみの平均値であり、単発は含まれていない。一方、エヴァ咆哮の6432個というのは単発も含む平均値である。しかもエヴァ咆哮の初回当りはほとんどが3Rなので、単発時の獲得出玉はわずか420個である。
エヴァ咆哮では1度連チャンすれば以後すべて出玉1400個になるのだから、1400回×5.26回=7368個が上乗せさせる。初回を含めれば8000個近くになる。
このように、数字上一見互角と思えても、連チャンしたときの爆発力はエヴァ咆哮の方がはるかに高いことがわかる。そしてその爆発力と引き換えに、単発割合が高く、しかも単発時の出玉数が少なくなっている。
そこで出てくるのが単発割合という考え方。
すなわち、大当り確率やボーダーラインが同水準の場合、爆発力が高い機種ほど単発割合が高いという法則が成り立つのだ。
次回は他の機種でも単発割合を出してみたい。


-
スロ吉宗設定126大量実戦データから判別要素が丸裸に! 終了画面の出現率に超特大の差を確認!!2025.04.19
-
スロスマスロ マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝ビッグボーナス終了画面のさらなる詳細が判明! 小さいキュゥべえは設定6濃厚!!2025.04.25
-
スロL麻雀物語新装攻略に向けて知識武装! 通常時~AT中に至るまで気になる内部数値が大量判明!!2025.04.20
-
スロ回胴黙示録 カイジ 狂宴通常モードの移行抽選や「シゴロ賽」に関する新情報を公開!!2025.04.21
-
スロスマスロ バイオハザード5クライマックスウェスカーゾーンは突入時点で成功確定のパターンが存在!!2025.04.21