
【第120回】過去攻略法から学べること(1)

1990年代からパチンコをしていた人はご存じの方も多いと思うが、体感器という機器を使用した攻略法があった。近年では、昔話的に語られる場合が多い。
しかしそもそも、90年代以前からパチンコを打っていた人でさえ、実際に体感器を使用したことがある人はかなり少数派だ。
ましてや21世紀以降にパチンコを始めた人はピンと来ないし興味もないかもしれない。「昔はそんな攻略法もあったのか」と漠然と思うだけだろう。
今回は単なる昔話ではなく、なぜそんな攻略法が成立したのか。そして今はなぜ使用できないのかを解説してみたいと思う。
パチンコの大当りの抽選はルーレットのようなものだ。内部で目に見えないルーレットが常に回転しており、これは電源が入っている限り止まることはない。
この仕組み自体は今も昔も変わらない。
そしてスタートチャッカーが入賞球を感知した瞬間にこのルーレットから値を取り出す。この取り出した値のことを一般に乱数と読んでいる。それが特定の値であれば大当りとなるという仕組みだ。

ルーレットの回転が高速であり、しかも今どこの値を指しているのか外部からは判らない。また、スタートチャッカーに玉が入る際には玉が遊んだり釘に絡んだりするので、狙ったタイミングで入賞させることは困難だ。
このような仕組みから、特定の大当り乱数を狙うことは不可能であり、事実上完全なランダムであるとされていたのだ。実際、普通に打つ限りは狙えないし、完全なランダムと考えて問題ない。
しかし中には、ルーレット1周の回転周期が長い機種もあった。多くの機種では0コンマ数秒周期だったが、中には数秒周期という機種もあったのだ。
この周期が判明している機種ならば、体感器にこれをセットし、どのタイミングで入賞させれば大当りするのか探ることが可能になる。
そして1度大当りのタイミングを見つければ、あとはそのタイミングだけを狙って打てば当たりやすくなるという攻略が成り立つ。裏を返せば、当たらないタイミングでは玉を打たないことにより、大当り直撃率をアップさせることができるのだ。
ちなみに体感器という機器自体はただリズムを刻んでいるだけであり、台に何らかの影響を与えるものではないのでゴト行為ではないと主張されたが、後に違法行為と判断されたそうだ。
いずれにせよ、①ルーレットの回転周期が数秒と長い②毎周規則正しく回転している…この2つを満たす機種であれば体感機で狙うことが可能になる。
では、現在では体感機攻略ができないのはなぜか? それはこの2つを満たさないように改良してあるからだ。
続きは次回。
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