
【第129回】1万円完走率(その2)

前回説明した「1万円完走率」―軍資金1万円以内で朝から晩まで(ここでは12時間)打ち切ることができる割合のことだ。
前回は海系319タイプ(P大海物語5)、等価ボーダー±0回転という条件で1万円完走率が12.2%という結果が出た。しかしすでにお気づきだと思うが、機種のスペックや回転率等の条件によって1万円完走率は変動する。そこで今回は、実戦条件によりどの程度変動するのか探っていきたいと思う。
【ケース1】等価ボーダー+5回転の場合(P大海物語5)
回転率が高くなれば、その分投資が抑えられ、また、持ち玉ができた後も飲まれる確率が下がるため、1万円完走率が上がることは容易に想像できる。具体的にどれくらい上がるのか?
結果は25.6%。等価ボーダー±0回転と比べて2倍以上アップしている。ちなみに勝率(等価)は47.1%から71.5%に大幅アップ。平均投資額は47300円から28800円へ大幅ダウンとなっている。
回ればそれだけ勝負が有利に進むことは解っていただけたと思うが、それでも1万円完走率は25.6%と半分には遠く及ばない。7割以上(4回のうち3回)は1万円を使い切り追加投資になってしまうことを意味する。
いかに回転率が高い台とはいえ、少投資で1日中突っ走る確率はそう高くないことは肝に銘じておこう。

【ケース2】甘デジの場合
大当り確率が甘い機種ならば投資が抑えられるので、1万円完走率が上がることは容易に想像できる。ここではPA大海物語4スペシャルWithアグネス・ラムでシミュレートしてみた。回転率は等価ボーダー±0回転である。
1万円完走率は25.3%。
あなたはこの数字をどう見るだろうか? 確かに海319タイプと比べれば倍増しているものの、大当り確率が3倍以上なのに完走率は2倍にとどまっているという見方もできる。
この場合の勝率(等価)は50.9%、平均投資額は25500円かかっている。平均で2万5000円以上かかるのだから、1万円がすぐに飲まれてしまうのは当然とも言えるのだ。
では、等価ボーダー+5回の甘デジならどうか?
1万円完走率は52.1%まで上昇。勝率は82.6%と激高、平均投資額は13300円と半減。かなりの投資削減効果が出ているのがわかる。つまり、甘デジは回らなければ金がかかるが、回れば一気に遊べる台に変貌することを意味する。
このように、1万円完走率は機種スペックや回転率などの条件に大きく左右されることを憶えておこう。

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