あなたは「日当1万円の台」と聞いてどう思うだろうか？

一般パチンカーの大半は負けの方が多いであろうから、1日1万円なんて夢の世界のように思うかもしれない。

ここでいう「日当」とはは、1日12時間稼働した場合のものだ。日当1万円の場合、時給にすると833円になる。東京都の最低賃金は時給1163円である。これならば「働いた方がマシ」と考える人もいるはず。

しかも、パチンコは労働と異なり、毎日必ず収入を得られるわけではない。大負けや大連敗のリスク込みで日当1万円なのだから割に合わないというのも分かる。

一方、トータルでプラスになるのならば願ったり叶ったりという人も少なからずいるだろう。普通に打てば負けるのがパチンコというもの。最低賃金以下でも勝てるのならば上等という考え方もある。

では、12時間打って日当1万円になる台はどのような感じなのか？

機種や条件にもよるが、4円等価交換ならばボーダー＋1回転で日当5000～7000円ぐらい。消費税分割引されたレートでも4000～6000円ぐらいと思っておけばいい。よって、4円等価またはそれに近いレートの場合、ボーダー＋1.5～2回転ほどで日当1万円に達するのだ。

パチプロは以前から、日当2万円を一つのノルマとしてきた。これ以下の台ではリスクに見合わない、または収入のムラが激しすぎて生活に支障を来すため不適格とされていたのだ。

しかし昨今の厳しい環境下では日当2万円以上の台を探し当てることはかなり難しい。見つけたとしても長続きしないことが多い。多くのパチプロは生計が立たず去っていった。

が、一方で、日当1万～1万5000円の台なら今でも何とか見つけられることもまた事実。電サポ中の止め打ちやワンツー打法を駆使すればさらに5000円ほど上積みできる場合もある。細々と生き残っているパチプロがいるのもこれまた事実なのだ。

そのような状況下、日当1万円の台を毎日打ったとしたら一体どんな戦績になるのか。どれだけのリスクを覚悟しなければならないのか。次回記事ではそのあたりをシミュレートで具体的な数字を示していきたい。