
【第121回】昔話ではない「攻略史」

前回の続き。
①ルーレットの回転周期が数秒と長い
②毎周規則正しく回転している
…この2条件を満たせば体感器のような道具で大当りを狙えると前回説明した。
そして現在では、どちらも満たしていない。
ルーレットの回転周期は0コンマ数秒かそれ以下、そして1周すると0に戻るのではなく、毎周スタートする位置が違うので、たとえ体感器等の道具を使用しても外部からその位置を探ることが不可能になってしまったのだ。
話は変わって、1990年代以前には「連チャン(促進)打法」というのがあった。
これまた体感器攻略法と同様、攻略可能な前提条件がすべて崩れてしまったため、現在では全く通用しなくなってしまった。
なぜ前提条件が崩れたのか?
簡単に言えば、当時は「連チャン」というものが公には認められていなかったため、当局の実射試験では連チャンしないよう設計されていたからだ。
たとえば春一番(元祖)の場合、最終ラウンドのアタッカーが閉まる時点での、盤面上のLEDランプの点灯パターンにより連チャンするかどうかが決定されていた。
当局の実射試験では実際に玉を打つわけではなく、機械的にデジタルを回すだけなので、このような連チャンシステムが発動しないように設計されていたというわけ。
ホールで実稼働する際には実際に玉を打ち、アタッカーに玉が入賞したりして連チャンがしっかり発動し、客はそれ楽しむことができた。
要は、検査逃れのために仕込んだ隠し機能だったため、打ち手の技術介入によりそれを最大限に引き出すことが可能だったというわけ。
では、なぜ今通用しないのか?
1994年ごろから普及が加速したCR機(カード式ぱちんこ機)では、「連チャン」がおおやけに認められるようになったため「隠し機能」を搭載する必要がなくなったからだ。
CR機の連チャン機能は「確変」と呼ばれ、現在でもほとんど変わらない形で継承されているのはご存じの通りだ。私の記憶する限り、CR機導入以降まともな連チャン(促進)打法は出てきていない。
こう考えると、連チャン禁止という規制こそが攻略法を生み出すという皮肉な結果になっている。カジノのように完全合法なギャンブルが導入されたらどうなるのか…将来への指針にもなるのではないか。
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