機種名だけではどんな機種なのか想像もつかず(!?)、あまりにもクセが強すぎたために(!?)、どこにも記録が残っていないような迷機を取り上げるこのコーナー。
今回取り上げるのは、「CRくるくるポン萌2」(2006年・高尾)だ。
それでは、レッツラゴー!!
斬新なゲージとクルーンが織りなす激ヤバマシン!?
本機のスペックは当選確率1/239.5→1/23.95・出玉約1820個(15R確変=赤図柄)or約230個(2R確変or2R通常=青図柄)・確変突入率66%&以後1回ループ・すべての大当り終了後に時短100回転付き…という、いたって普通のもの。
ただ、本機は特殊なゲージ構成をしてるがゆえに、普通のデジパチとはちょっと違っていた。
見てわかる通り、ヘソ(Pon)へダイレクトに入賞しづらいゲージ構成であり、メインデジタルを変動させるためには左右ゲート(Gate)通過→電チュー開放から玉が拾われるパターンがほとんどを占めていた。
左右ゲートを玉が通過すると、サブデジタルが変動開始する。確率が30/31なので、ほとんどの場合「〇」で止まる。
サブデジが当選すると0.25秒×15回の電チュー開放が行われる。その間、9カウントで開放は終了する。
電チュー開放時に、普段ヘソ上のクルーン内で回っている玉が三つ穴から落ちて入賞するパターンが王道ルートとなるのだが、もちろん直接ヘソに入賞することもあり。そのどちらかで、ようやくメインデジタルである7セグが変動開始。メインの保留は4個だ。
本機はすなわち、①クルーンで「くるくる」玉が回る(ガンガン玉が飛び込み、クルーン上で同時にいくつもの玉が滞在)→②電チューが「ポンポン」玉を拾う(左右ゲート通過でいつも電チューがパクパク開閉)→③メインデジタルが揃えば「萌」~…というゲーム性をそのままタイトルにしているワケだ。
メインデジタルは7セグながら予告&リーチは多彩。「分割予告」「ノーマルロングリーチ」「Wチャンスリーチ」「ペアリーチ」「連続リーチ」「全回転リーチ」などがある。
奇数図柄である赤図柄で揃うと15R確変、偶数図柄である青図柄で揃うと2R確変or2R通常。2R大当り中にボタンを押して、図柄の色が赤に変われば確変昇格となった。
盤面上の「クマさんランプ」がフラッシュする予告もあったが、信頼度はそれほど高くなかった。コレが唯一の萌え要素だったか!?
2R大当り時は確変or通常が告知されない場合もあるが、ラウンドランプの下の2個ランプが両方とも点灯していたら確変だった。
それにしても当時の感覚では「萌え系パチンコ」としてカテゴライズされていた本機だが、今見るとまるで萌え要素ないわな。盤面に描かれているクマのぬいぐるみも顔の部分が7セグ&クルーンなんで、なんかコワイし…。
<つづく>
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