【第26回】ヤメ時といっても色々ある(その2)
※『パチンコ正攻法』過去の連載まとめはコチラから。
前回はヤメ時を4つのパターンに分類し、③と④から先に説明した。
したがって今回は、残る①と②について解説しよう。
① 持ち玉がある時のヤメ時(閉店まで2時間以上ある場合)
持ち玉がある場合、そのホールの交換率に関係なく、等価ボーダーを超えていれば続行。下回ればヤメ。
勝つために理論上正しい行動はたったそれだけである。
等価ボーダー+3回以上なら少なくとも持ち玉が飲まれるまでは決してヤメない覚悟で臨もう。等価交換で閉店まで時間がある場合は追い銭しても良い。
せっかく勝っているのに出玉が飲まれてしまう日もあるかもしれない。また、出たり入ったりダラダラとした展開が続いて嫌気が差してしまう日もしまうかもしれない。しかしそれでもヤメずに粘ることが肝要だ。
粘っていればそのうち爆発することもある。長い目で見れば、飲まれて損したマイナス分よりも、粘って爆発した日のプラス分のほうが結局大きくなるはずだ。
等価ボーダーマイナス1回以上の場合即ヤメ。
ましてやマイナス2回以上の台はもはやボッタクリの部類なので、さっさと出玉を交換して帰るべき。
ヤメたあとに他の台を打ち回ったりすることは原則禁止だが、釘やデータカウンタなどから推察して回りそうな台があったら少額の試し打ちならばしてもいいだろう。それはあくまでも今日の勝負のためではなく、明日以降の狙い台を見定めるためであることを肝に銘じておこう。
問題は等価ボーダー±0付近の場合。
持ち玉時に限って言えば、等価交換以外でも等価ボーダーに達していれば損にならないのだから打ち続けてもよいが、私はヤメることを推奨する。
等価交換の場合は持ち玉があるうちは打ち続けてよいが、出玉が飲まれたら追い銭すべきではない。
② 持ち玉がない時のヤメ時(閉店まで3時間以上あるものとする)
【等価交換の場合】等価ボーダープラス2回以上
【3円交換の場合】等価ボーダープラス3回以上
…まわるならば追加投資する価値がある。
打っていた台の出玉が飲まれた場合なら、回転率はある程度把握していることだろう。等価ボーダーギリギリもしくはマイナスと判断したら追い銭せずにヤメる潔さも必要だ。
新規に現金投資を始める場合は、釘やデータなどから「回りそうな根拠」を見つけない限りは手を出すべきではない。
例えば前の客がドル1箱満杯(約1800個とする)で、160回転まわしていたとすれば160÷(1800÷250)=22.2回/千円
機種にもよるが、これなら等価ボーダープラス2回をクリアしているだろう。
今回は実戦的な目安として具体的数字を出したが、正確にはもちろんその機種、回転率、、消化時間、残り時間など様々な状況から割り出すことになる。
いずれにしても、回る台は打てば打つほど玉が増えるのだからヤメ時はない。回らない台は玉が減るのだから最初から打たないこと(打つ前がヤメ時)という鉄則は揺るがない。パチンコは無機質な機械であり、人間的な感情は通用しないので、割り切って機械的に考え、立ち回ることが最も重要になる。
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