【第79回】電サポ滞在割合(その1)
※『パチンコ正攻法』過去の連載まとめはコチラから。
電サポ滞在割合とは、総回転数のうち、確変や時短などの電サポ状態の占める割合のことを言う。
たとえばこんな場合を考えてみよう。
総回転数1000回転
→うち通常時600回転
→→確変300回転
→→時短100回転
総回転数1000回に対し、電サポ状態は300+100=400回転であるから、この場合の電サポ滞在割合は40%ということになる。
上の数字はあくまでも短期的な一例であるが、長期平均で見れば当然、同じ機種なら同じ割合に落ち着く。
ではこの「電サポ滞在割合」が何の役に立つのか?
実は、電サポ中玉増減時の損得計算に欠かせないのだ。
玉減りダメージの計算については本連載第21~23回でも扱ったが、電サポ滞在割合という用語は登場していない。
今回はより多くの機種に応用できるようにしてみた。
では、P大海物語5を題材に、電サポ滞在割合を算出してみよう。
本機の確変割合は60%なので、平均継続回数は
1/(1-0.6)=2.5回
となる。つまり初当り(1/319.7)一度につき確変が2.5回継続する。これは初回が確変図柄でない場合(単発)も含んだ数字だ。
この2.5回のあいだに確変状態が何回あるのか?
たとえば2連チャンなら、
1回目→確変状態→2回目→終了
となるわけで、確変状態は1回ある。
3連チャンならば、
1回目→確変状態→2回目→確変状態→3回目→終了
となり、確変状態は2回ある。
というわけでP大海物語5の場合は平均継続回数2.5回から1を引いて、1.5回となる。
確変中の大当り確率は1/31.96なので、この1.5回分が確変状態になる、
31.96×1.5=47.94回転
つまりこの機種は、初当り(1/319.6)一度につき47.94回転の確変状態が付いてくるというわけだ。
しかし電サポは確変だけではない。時短もある。
次回は時短も含めた電サポ滞在割合を計算してみよう。
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