【第31回】乱数って何?
※『パチンコ正攻法』過去の連載まとめはコチラから。
パチンコの大当り抽選には「乱数」が使われていることはみなさんもご存知だろう。
初当りだけではなく確変・時短などの振り分けも乱数により行われている。
しかし、そもそも乱数って何?
何となく「デタラメな数」的なものと理解している人が多いのではないだろうか?
では、さらに問う。
デタラメとは一体何か?
かの岡本太郎は、「人は『デタラメをやってみろ』と言われても、どこかで見たこと、聞いたことをやってしまうものだ」と言っている。
つまり、本当の意味でのデタラメなものを創るのは難しいことなのだ。
人間が意識的に「乱数」を作ろうとしても、どこかで規則性ができたり、あるいは数の出現率が妙に均等になりすぎたりしてしまう場合もある。
ましてや、命令通り規則的にしか動かないコンピュータで乱数を作成するのは更に難しい。
コンピュータのプログラム言語には乱数を発生させる命令は存在するが、これは疑似乱数を呼ばれるもの。大ざっぱに言えば、コンピュータ内部で目まぐるしく数値が変化する部分から数字を拾ってきて加工することにより乱数らしきものを作るという仕組みだ。
一見ランダムに見えても、数万回、数十万回と同じ確率で抽選を繰り返すと心電図のような規則性ができてしまう。
それを回避するために乱数系列の変更(Randomize)なる命令も用意されているが、それでもまだ完全な乱数とはいえない。
命令通りにしか動かないコンピュータにとって「デタラメをやってみろ」という司令はもっとも難易度が高いものなのだ。
では「疑似乱数」ではなく、限りなく本物に近い乱数を生成するにはどうしたら良いか?
それは、アナログの力を借りることである。
コンピュータ外部にあり、コンピュータには予測不可能な動きをするものから数値を得るのである。
パチンコの場合は普通、スタートチャッカーが玉を検知した瞬間に大当り抽選される。
パチンコの盤面に放たれた玉は、釘に絡むなどアナログな動きをする。よって、いつスタートチャッカーに入るのかコンピュータには全く予測できない。
スタートに玉が入った瞬間、数百~数万分の1秒単位という高速で回転するルーレットのようなものから値を取り出すことで乱数を生成しているのだ。
たとえば1周65536個のルーレットのうち205個が大当りとなる場合、大当り確率は65536÷205=319.7(分の1)となるわけだ。
しかもそのルーレットはプレイヤーの目には見えないし、1周ごとにスタートの位置が変化するので狙うことはまず不可能だ。
このように、パチンコは事実上完璧な乱数を作り出すための特殊な仕組みを持っている。他のコンピュータや電気製品には見られない特徴である。
それなのに何らかの規則性を見出そうとするのは愚かな行為としか言いようがない。
波は読めない!
100%そう信じることが何よりも重要だ。
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