【第28回】実戦時間と投資金額の関係
※『パチンコ正攻法』過去の連載まとめはコチラから。
前回(第27回)では11.5時間実戦時の平均投資金額は、その機種の大当り確率分母の2倍弱に相当する現金投資が必要になる旨を説明した。
では5時間実戦、8時間実戦などではどうなるだろうか?
機種は引き続きPスーパー海物語IN沖縄5で、千円18回、20回、22回の3種類でシミュレートしてみよう。
まずは5時間実戦の場合。
大当り確率分(320回転)回すために必要な投資額は
千円18回 17778円
千円20回 16000円
千円22回 14545円
となっているが、実際5時間打つと平均投資額は以下のようになる。
千円18回 25700円
千円20回 23100円
千円22回 20600円
初当りの何倍分の投資が必要かという数値を計算してみると…、
千円18回 1.45倍
千円20回 1.45倍
千円22回 1.42倍
このように1.4倍台となっている。
この数字をどう見るべきか?
11.5時間実戦では初当りの2倍弱分の投資がかかるのだから、それに比べれば確かに投資は安く済んでいる。
しかし11.5時間実戦の投資額と比べれば2割~2.5割ほど安くなっただけ。
実戦時間は半分以下であることを考えれば、むしろ11.5時間実戦の投資額は割安で済んでいるといえる。
裏を返せば、5時間実戦はさほど長時間打っていない割に投資金額がかかっているということになる。
では8時間実戦ではどうか。
千円18回 31400円(1.77倍)
千円20回 27400円(1.71倍)
千円22回 24200円(1.66倍)
これは11.5時間実戦に比べて3~4000円程度安くなっただけ。実戦時間の差が3.5時間もあるのに投資額はさほど変わらないことになる。
要するに、実戦時間1時間あたりの投資金額は長時間実戦のほうが安く済むというということ。
等価交換ならまだしも、換金ギャップの発生するホールで短時間実戦を繰り返していると、投資がかかるわ回収は少ないわという二重苦に陥るので注意しよう。
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