過去の「隣に座ったヘンな客」はコチラ
チワッスあしのです!
ホールで出会ったキテレツな隣人を紹介するこちらのコラム、今回はオレの友達のキノコ=サンの話を紹介します。
**********
あしの=サンこんにちは。
先日、スマスロの「炎炎ノ消防隊」を打ってるとき、隣りに座った酒臭いジジイがずっと講釈たれてきてめちゃくちゃ面倒くさかったです。
こっちが伝導者の影をワクワクしながら消化してる最中に「その十字目からはだいたい35%から40%くらいで当たりだよ」とかわかりきったことをひたすら解説してきて興覚めでした。
スマホで調べればいくらでもわかるようなことをずっと言い続けてましたし、無視し続けててもひたすら言っててウザすぎたので、流石に「うるせえ!」と一喝。
やっと黙りましたが、その後は何やら自分の台が当たるたびにまあまあ長めの合掌し口の中で「ありがとうございます」など意味不明の祈りを捧げるという奇行をとりはじめ、結局黙っててもウザかったです。
**********
うわ、ウザいなこれ(笑)
たしかに話しかけてくるオッサンは一定数いるんですよね。しかも酔っぱらいとなると声もデカいしかなり面倒くさいッス。ちょっとくらいの軽めの会話なら楽しいもんなんですけど、ずっと粘着されると流石にキツイ。
オレも4号機時代に「アラジンA」を打ってる最中、隣りに座った作業着の爺様からずっとフルプレス状態で圧をかけ続けられた経験があり、その時の苦々しい気分を思い出してちょっとウワっとなりました。
とりあえずこっちの台に単チェが出ると、打つ手を止めてずっと見守ってくるみたいな感じだったんすよ。そんなもん地域猫とかカルガモじゃないんだから見守らなくていいのに。
マジでずっと見てくる。さらに横でずっと「あ、このラクダはいいやつだから」みたいな実況解説を逐一入れてくるんで流石に超イヤでした。でも他に空いてる台もないんで、仕方なくその責苦に耐えつつ打ち続けたもんです。
まあこれ、長く打ってるとみんな経験あるんじゃないかなぁ。
ちなみに、ホールで話しかけてくる高齢者というのはおそらく「コミュニケーション」を求めてるんですよね。
以前別の取材で某大手チェーン店の安心アドバイザーの方に依存問題について聞く機会があったんですが、高齢の方はやっぱりパチンコ・パチスロそのものより、家に居場所がなかったり地域の輪に入れなかったりで、人のぬくもりなんかを求めてパチ屋に来ることも多いそう。
なので多分ですけどそういう状況の人のなかには、なんか周りで起きたときに、遊技の手を止めてでもコミュニケーションを取ろうとする人がいるのかもしれません。
そう考えるとキノコ=サンが出会ったその爺様も行場のない寂しい人なのかもしれませんね。
日本の少子高齢化っつうのは行くところまでいっちゃってるわけで、もしかしたら今後はお年寄りに話しかけられたり横で実況されてゲンナリする若者が増えるのかもしれませんな。
ただね。だからといってそれで「年寄には優しくしようぜ」とはオレは言いません。
なぜならパチ屋においては若者も年寄りも同じ客同士、同じ土俵の上で戦うプレイヤー同士なんすよ。当たり前ですけど。
同じ立場である以上、一方が一方に対し常に無制限にホスピタリティを発揮すべしというのは、オレは違うなと思ってます。
やっぱパチ屋では黙って台と向き合うのが至上だと思いますし、金払って遊んでる以上、それを邪魔する権利は誰にもない。それに対して怒ったからって「お年寄りに優しくしなさい」と言われるのはやっぱ違うんじゃないかなと。
もちろん必要以上に厳しくあたる必要はないんですけどね。基本スタンスは人間同士、優しくあるべきです。
一方で、しつこくされてもじっと我慢しなきゃならんということもない。よっぽど酷かったらスタッフさんに行ってやめてもらうのは全然アリでしょう。そもそもうるせえやつに苦情言うのに年齢も関係ないしね。
コミュニケーションはそれを求める者同士で取ればいいんであって。求めてない人に絡むのは、ただの迷惑行為だよね。
はい、というわけで今回はここまで! かくいうオレはめっちゃおばあちゃん子です。
皆様の体験談を大募集!