
【第73回】設定付きパチンコはなぜ定着しないのか?(その2)
※『パチンコ正攻法』過去の連載まとめはコチラから。
前回記事の末尾で、設定付きパチンコが定着しなかった要因として「パチスロにはないパチンコ特有の根深い背景」を挙げた。
そこで今回は、この根深い背景について具体的に説明していきたい。
設定付きのパチンコが登場した1990年代前半当時は、まだ「釘師」という言葉が存在した。
もっとも、当時釘師を務めていたのがほとんどの場合、ホールの店長や主任クラスの人であり、専業の釘師というのはほぼ絶滅状態であったが、ともかく当時は釘を調整するために職人的スキルが必要とされるという意識がまだ強かった。
また、当時のホール関係者には「基板のデキ」や「基板の波」のような科学的根拠のない経験則を重視する人もかなり多かった(この辺は私見も入っているので異論もあるかもしれないが)。
このような背景下に設定付きパチンコが登場したこともあり、ホール関係者の間にも懐疑的な声が多かった。
設定を操作してもホール側の意図した通りに出玉をコントロールできないことが多いし、そもそも基板にデキや波があると信じられていたので設定なんて変える必要がないと考える人もいて、「設定付きは使えない」という共通認識がホール関係者の間で出来上がっていったと考えられる。
少なくともここで言えることは、設定付きパチンコにNOを突きつけたのは客ではなくホール関係者であるということだ。
1990年代後半以降になると、さすがにホール関係者のオカルト信仰は少なくなっていった。出たか出なかったかは無関係に、釘で回転率を調整することによってシマ全体あるいはホール全体で割数が合えばよいという考え方が定着していく。
そうなると設定付きパチンコが受け入れられる土壌が整ったかに見えるが、実際にはそうではなかった。なぜか?
90年代後半~00年代前半の時点では、設定があっても結局釘による回転率管理は必要になるし、ホールにとっては仕事が増えるだけというのが1つの要因。
また、もう一つの大きな要因として、試行回数の差がある。パチスロは1日7000回もまわせるのに対し、パチンコは1日2000回程度(通常時)しか回せない。1日の試行回数が少なければ確率は収束しにくい。つまり確率通りになりにくいことを意味する。
設定があっても確率通りに出る可能性が低いし、むしろ従来のままでも波はかなりあるとなれば「設定なんて要らない」という話になるのは当然のことだ。
今後、いわゆる”封入式”のパチンコが登場する日が来るならば潮目は変わるかもしれないが、いずれにせよ前述の試行回数の法則から考えると、設定付きが定着するのはまだ先になりそうだ。
※注…釘調整について、当時慣例的に行われてきた事実に基づき原稿に書いていますが、ぱちんこ遊技機の無承認変更(くぎ曲げ)は当時から違法行為です。
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