【パチンコ】魚群が来る台がわかる…だと？

チワッスあしのです。

ホールで出会った奇抜な隣人を紹介するこちらのコラム、今回はペンネーム「大魔神」さんのお便りを紹介します。どうも、大魔神さん！

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こないだ久しぶりに海物語を打った時、隣で打ってた60代くらいの女性が、玉をすくうカップで画面を覗いているではありませんか！

気になって何度も見てるうちに目があってしまいましたが、彼女は「魚眼レンズ」と得意げに笑みをうかべ言い放ったのです。

困惑する俺の顔見て、それからカップを使って俺の台を覗き「魚群近いわね」と。

その魚群は来るわけもなく5千円ほど打ちやめました。

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いや～いいですね。絵に描いたようなヘンなお客さん。

しかしあの計量カップにそんな使い道があったとは、いはやは世界は広い。

というかオレは常々思っているのですが、こと、パチンコ・パチスロにまつわるあらゆるオカルトのなかでも、「魚群」に関するものは特に種類が多いです。

よくあるのが「朝イチの魚群を外したらその台は出ない」とか。あるいは逆に出るとか。また魚群の出過ぎは良くないとか、あるいは逆に良いとか。特定のゲーム数で魚群が出るとその台は絶好調！　みたいな話もありますな。

あと有名なのは先頭の魚の色に関するオカルト。はるか昔にホールで出会ったおばちゃんが初代ギンパラにおいて「魚群の先頭の色が違うと当たる」と熱弁しておりオレはそれを見ながら「やべえババアだな」と思ってたもんですが、いわゆる色違いのオカルト魚群はのちの「ギンパラ2」にてプレミア演出として実際に搭載されたとか。

とか、というフワッとした表現なのはオレがパチンコにあまり明るくないから。たぶん、搭載されてるハズなんですけど、正確なソースは見つからず。違ったらスンマセン。が、まあたぶん搭載されてます。

んでまあ三洋さんは他にも初代大工の源さんでオカルトリーチ目として有名だった「3源源」を後のシリーズ機で実際のチャンス目として搭載したりしてるんで、恐らく上述のオカルト魚群の元ネタである「実際には初代ギンパラには搭載されてなかった『色違い魚群』」も、全国規模で有名だったであろうと推察されます。

果たして誰が言いだしっぺかわかんないんですけども、通り過ぎる一瞬の魚群の先頭の色が微妙に薄いと当たり！　とかはそうそう確認できるようなもんでもないですし、話としてよくできてる。パチンコという遊びをより楽しく味わうためのよきトッピングです。

実はですね、オレはこういうコラムで頻繁にオカルトをネタにしますしバカにした感じで書くことも多いですけども、実は何でもかんでも「ねえよ！」と目くじらを立てるわけじゃなくて、こういう、誰も損しない夢のあるオカルトは決して嫌いじゃないんですね。

ダメなのは◯回転目がアツいから回したほうがいい！　みたいな金銭的な支出が伴うペテンでありまして、これは害悪でしかないからホントに根絶したほうがいいと思ってます。

が、それに比べるとオカルト魚群は実に可愛いもんですし、今回の「大魔神」さんがエンカウントした計量カップのおばちゃんも、何とも愛らしいもんであります。

全力でパチンコを楽しんでる感じがしていいですよね。

それでそのおばちゃんが真剣に「魚眼レンズに感アリ！　あと100回転で魚群来るから打ったほうがいいわよ！」って力説してくるようだとめちゃくちゃ面倒くさいんですけども、読んだ感じそんなでもないですし、善き哉、善き哉。

変な客には間違いないですけども、こういうのは愛すべき隣人として、仲良くやっていきましょうね。

と、今回はちょっとホッコリした話でした。たまにはこういうのも良いもんですな。