よく考えると「5万円」てかなりの大金
チワッスあしのです。
パチスロを打っててふと思う答えなき疑問に形を与えてゆくコラム、今回のネタは「だいたい5枚目の万札投入で心折れるよな?」です。
何を打ってるかにもよりますが、確かに一般の台だったら心理的な壁はそのへんにあるかも。爆裂スマスロとかだともうちょい突っ込めそうな気がしますけども、メダル機だと実際その辺りから逆転が難しくなってきますもんね。
だいたいパチスロ打ってる時はあんまり気にしてませんが、よく考えると「5万円」てかなりの大金なんですね。
よくある話が「1万円のシャツ買うのは死ぬほど悩むけどパチンコは気にしない」とか、あとは何かうっかり要らん買い物をしてしまった時に「パチンコで負けたと思えば」みたいな言葉で自分を慰めたりとか。こと、浪費について自省する時は、パチンコ・パチスロは引き合いに出されがちでありまして、これは身に覚えのあるかたも多いんじゃないかと思います。
ただね、パチンコ・パチスロのムズいところって、もうちょい粘るとその金が返ってくることもあれば増えることもあるわけですよ。なので純粋な消費とはちょっと違う。
ただの浪費ならビタ一文払いたくねぇという吝嗇家(りんしょくか。けちな人)が、期待値のある天井狙いなら黙々と万札をぶち込むわけで。
これは博打に幾らまで種銭が張れるか、または涼しい顔をしていられるかという漢比較(おとこくらべ)じゃなくて、リターンと比べた場合に自分がどこまでのリスクを許容するかというまあまあ冷静な話になるんですね。
これ実は投資の分野で都合の良い言葉があって、それが「リスク許容度」というもの。
これは投資対象の価格が(マイナスに)変動した際に、どの程度までそれを許容するかの指標だそうなのですが、これは本人の年齢であったり、資産額であったり、投資目的などで変動するんですね。
あらかじめこれを考えておけば、持ってる投資対象が暴落した際にも損切りの決断が速くできるし、また狼狽売りを防ぐことにもつながるわけです。
例えばオレの場合は四十代男性で妻あり共働きの子供なし、保険と住宅ローンの支払い有りで貯蓄は雀の涙。これだといまチェックしてみたところ「リスク許容度は60%」らしいです。
果たして何に対して60%かサッパリ分からんのですが、4割引きまでの値下がり耐性があるってことなのかしら? だとしたら相当マゾい気がするけど、投資の世界ではそれは普通なんですかね。
と、こんな感じでパチンコ・パチスロのリスクについても基本は同じで「いくら負けまで許すか」というのは個人の属性によってだいぶ上下するハズ。ただしおそらく、パチの場合は単純な金の有り無しがそのままリスク許容度になるわけじゃないんですね。
つまり、例えば学生さんなんか普通は月に自由になる金なんか2万くらいだと思うんですよ。だから意地でも勝たないといけない。
だとすると逆説的に「勝つまでぶっ込む」必要が出てくるので、リスク許容度は高くなるはず。リスクをとってでも勝たないと遊べないわけです。
逆に普通に仕事してるサンデーパチンカーのオッサンはそこで多少金を失っても鼻くそ程度のダメージしかないんで、無理やり勝ちを追いかける必要もない。
実際、タバコ吸いたいからホールに寄って、寄付のつもりで3千円だけ何か回して帰る、みたいな立ち回りの人なんかいっぱいいるわけで、むしろそういう人は時間消費の方を厭うハズ。
従って、学生の100倍金を持ってたとしても、パチ屋でのリスク許容度は低くなっていくんじゃないかと思います。4千円目を入れるか入れないかちょっと迷って、うーんいいやもう帰ろう。ってなるわけですな。
これはオレがそういう風に行ってるだけで実際はサンデーパチンカーのオッサンも小遣いで動いてる人が多いしある意味では若者よりシビアに打ってるんだけども、それはそれ。今回の話はあくまでも一例ね。
なんにせよ、みなさんも諸々の要素を鑑みて、自分のリスク許容度がどの辺なのかというのを考えて打つと、もしかしたら収支にもいい影響があるかもね。多分なんもないと思うけど、少なくとも無駄打ちは減るかも?
と、本日のお題はなんだっけ。ああこれだ。「だいたい5枚目の万札投入で心折れるよな?」でした。
はいこれに対応する答えがこちら。ドン!
「その5枚目を入れていいかどうかは、先に決めとこうぜ!」
以上、また来週!
皆様からの疑問を大募集!