
【第119回】収支ムラ、なぜ10日間単位?

本連載では「10日間打ったときの収支ムラ」というテーマで何度か書いたことがある。
なぜ10日間なのか。
1日単位のムラが激しいことはおそらく誰でもわかっている。一方、1万日といった単位で見ればほぼ確率通りに収束することも理屈ではわかっている人が多いはずだ。とはいえ、1万日と言われても実感が沸いてこないのも頷ける。実際に同じ条件の台を1万日打ち続けることなどまずあり得ないし、100日打つことすら難しい。
しかし10日間なら不可能ではないし、想像しやすいのではないか。
10日間で見ても結構なムラがあり、収束するとは言えない。しかし1日単位と比べればどことなく収束らしき現象が見られる。…そんな両者のバランスを考えて設定されたのが「10日単位」という切り口なのだ。
正攻法シリーズは紙の誌面連載を含め、1995年の連載開始以来750回以上を数えるが、「10日単位の収支ムラ」を扱った回はおそらく15回ほどある。
題材機種についてはその時の人気台を取り上げる場合がほとんどだったと記憶している。また実戦条件については多くが「等価ボーダー±0回転」「等価ボーダー+3回転」「日当2万円」の3種類だった。

ここでも前回まで3回にわたって「日当1万円」の台についていろいろと検証してきたが、「日当1万円×10日間」というのはこれまで扱った事例が一度もなかった。
というわけで今回と次回は、日当1万円は10日間でどれだけ安定するのか(しないのか)について検証していこう。実戦条件は前回と同じTypeレイである。
まず10日間トータルの勝率は66%。1日単位の勝率は49%だったが、10日単位になると66%となったわけだから、一応、収支は安定化に向かっているといえる。
10日間のトータル収支は+10万4000円。1日あたり+10400円であるから、ほぼ期待値通りになっている。
今回は10日間×1000回分のシミュレートを行っているが、10日単位の最高勝ち額は+88万8000円、最大負け額は-63万4000円と、依然かなりのムラがある。つまり、日当1万円の台を10日間打った場合、10日間で60万円ほどの負けはあり得る範囲と思っていいのだ。

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