どのメーカーにも天才がおる。この話は以前したとおもう。そんときはサミーだったかな？

で、今回は京楽の天才について語っていく。

いま、また再び京楽の時代が来ようとしている。

それはまぎれもなくLT機の作りのうまさだが、このLTのスペック設計がまさに鬼才。

そう感じたのはまどか3，そして電王だ。

まどか3は打っていて演出も面白いのでスペック+演出であれだけヒットしていると言えるだろう。

だが、電王、おまえの演出はひどい。

自分の感想だけでなく、一歩引いて「世間一般に演出が受けるかどうか」の視野もそれなりにあると自負しているが、電王・まどか3・アズレンの3機種で演出が一番つまらないのはどれ？ というアンケートを取ったら電王が1位になると思う。自信はある。電王は打って3回目で飽きた。マジで飽きた。

変動開始から、なにか一つ欠けたらそこでおしまいというバランスで、当たりのパターンは少なく、先バレしてもロッドとガン示唆が出たら他が物凄く強くない限りは「あ、もうこれダメだわ」の繰り返し。ハズレリーチがドキドキしない。

「お前はまたディスるのか」という声が聞こえてくるが、俺はすごい機種だと思った。

演出がどうこう、なんてのは全体の一部でしかなく、一番大事なのは総合力の客観的評価となる稼働率という「結果」であり、電王はその稼働がすばらしいのである。あのきつい演出バランスでだ。

あの演出でこの稼働率は考えられない。みんなも電王が好きでよく打っているが「演出」については褒められたもんじゃねえって思う人もいるだろう！

だが、電王はスペックを見た時に、「これならなんとかやれそう」って感じを出してくるわけ。

図柄が揃えば50％でラッシュ、ラッシュ中に当てれば問答無用でLT。で通常大当りでも10R。打ってみようという気にさせるのである。

なお、電王はチャージ当たりも単発ということで履歴に残るが、チャージ＆通常大当り＆ラッシュ即落ち、これらを単発としてトータルすると81％が単発という

恐るべき台。実際のホールでも「通常」の履歴ラッシュなはずだ。

なのに「やれる感」がある。これはまさに天才の手腕。

図柄揃い確率1/319…慣れ親しんだ確率なので怖くはない。

図柄揃いはALL1500…ありがたい。

RUSH突入率50%…なんとかいけそうな気がする。

RUSH突入の60%でLT突入…いけそうな気がする。

すべて乗り越えれば77%継続、平均2700個…神台！！

トータルで見ると実は高い壁なのだがこうやって1枚1枚をギリギリこえられそうな高さにすることでLTに入っている自分をイメージさせて打つ気にさせているんだ。

大当り確率1/200、そのうち81%が単発で300個サポ無しもありますって表記だったら座りにくいだろ？ それと中身は同じなんだぜ。

あの演出、このスペックで客があれだけ座るってすげえよ。

9月にでた新台ではレールガン2のほうが通常時は面白いと思う。

レールガンと電王が合体したら今年NO.1だったかもしれない機種が生まれていたのに、なんでお前ら分裂してんだよ、今から合体しろ。