パチンコ屋で大興奮。その結果、とんでもないことに…

チワッスあしのです。

ホールで出会った奇抜な隣人を紹介するこちらのコラム、今回はペンネーム「鬼助平」さんのお便りを紹介します。スゴイ名前！

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もう30年くらい前になりますが、リーチがかかると入れ歯を吹き出す爺がいて、パチンコに集中出来ず、こまった記憶があります。

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マジかよ（笑）　これはパンチが効いてますね。

てか三十年前っつうと94年らへん。CRが出たばっかの頃ですね。

「CR花満開」が大ヒットの最中で「CR大工の源さん」よりちょっと前あたり。

大衆娯楽としてのパチンコの歴史をみてもこの辺りは驚天動地の大変革が続いてだいぶ重要な時期なんですけども、歴史がグリグリと鳴動してるその傍らで、リーチがかかるたびに入れ歯を吹き出す爺がいたということは、あまり知られてないでしょう。オレも知りませんでした。

鬼助平さんも、よくその隣で打って「困った記憶があります」程度の軽傷で済んだもんです。オレだったら笑い死にしてる可能性があるもんね。

しかしこれ、よく考えると何故そういう現象が起きるんだろう。

筆者はまだ入れ歯じゃないので仕組みが良く分からんのですが、あれってポリグリップみたいなのでバチっと固定してるもんじゃないんですかね。

あるいは、固定しててもなお、爺様の咬筋の圧でグッと飛び出すんでしょうか。

考えてみれば、筆者もアツいリーチの時とかは思わず歯を食いしばってるときがあります。

今だったらスマスロの上位AT突入をかけたレバオンの時とかはかなり力を入れてグググとやってるかも。

入れ歯のグリップが弱いと、そこで前歯側にベクトルが逃げてスポンと飛び出るのかな。

良くわかんないですけども、人間って悲しい生き物ですね。

なんにせよ、ホールではこのような「爺様が背負った十字架」が不意に垣間見える瞬間というのがあり、入れ歯はだいぶ珍しいにしても、いわゆる「尿もれ」は結構多いと聴きます。

筆者も「うわ、誰か漏らしてやがるな」というのは見たことはありますし、何かの記事のためにどっかの店長に取材した際、独自サービスとして「紙おむつの用意」が挙がってた気もします。

ちょっとこれは確実じゃなくて「気がする」だけなんですけども、よっぽど変な夢を見てたんじゃない限りは多分挙がってたハズ。

なんにせよ「漏らす」というのはそこまでレアな事ではないようで、この高齢化社会においては、サービス産業に携わる全スタッフにとって共通の頭痛のタネなのかもしれませんな。

んでそんなお漏らしに比べると、入れ歯スポンのなんと平和なことか。ホールからしたらノーダメですし、なんなら笑えるんで歓迎まであります。

ただまあその爺様がその時に漏らしてなかったという保証がないのが困りものですが、そこは「してなかった」と信じましょう。

いや、まてよ。漏らしてるのを周りに悟られぬために、敢えて入れ歯をスポンスポンして視線を顔の方に誘導してたとか。その可能性も…？　

だとしたら相当な策士ですね。さすが太平洋戦争を生き抜いた世代。尊敬です。隣で打ちたくはないけど。

はい、今週は以上！　また来週！