
【第15回】勝率にこだわるとハマる罠!
※『パチンコ正攻法』過去の連載まとめはコチラから。
前回、期待収支がいくらかプラスでも勝率は5割に満たないことを説明した。
そもそもパチンコは出る時のほうが吸い込む時よりも出玉スピードが速いという特徴がある。言い方を変えれば、ハマる時間はダラダラと長く、出ている時間は短いが出玉迅速。結果として、小さめの負けが連発→たまに大勝ち、という勝敗パターンになりやすい。
そこで、こう思う人もいるのでは?
「勝っているうちにヤメればいいのに…」
確かに今回は11.5時間実戦のシミュレート結果なので、途中勝っていても最終的に負けてしまうケースは当然ある。
しかし本連載第2回をお読みの方ならお気づきだろうが、「波を読むな!」が勝つための大鉄則である。
勝っているうちにヤメるということは、「このあとハマるだろう」という予測が前提になっている。まさにこれは波を読む行為そのものなのだ。
波は読めないのだから、予測をしてはいけない。結果的にその時が出玉のピークだったという場合もあるだろうが、更に出玉が伸びる場合だって珍しくない。
ヤメることによりその日のプラス収支が確定するわけだから、ホッとする気持ちはわかるが、先のことは誰にもわからない。もし、ヤメた後の台を誰か他人に打たせたところでそれは「答え合わせ」にはならない。打つ人が違えば結果も異なるのだ。
ヤメていいのは、ボーダー以下の回らない台か、閉店まで残り時間が少なく、もし連チャンしても取り残す可能性が高い場合のみだ。
なぜ勝てないのか証明するために「勝ち逃げシミュレーション」なるものを行ってみた。
文字通り、勝っているときにヤメるという打ち方を繰り返したらどうなるかを検証したものである。
条件は以下の通り。
●沖海5
●千円18.3回
●4円貸玉、4円交換(等価交換)
●1万円以上浮いたらヤメ(確変・時短中の場合は終了まで打つ)
ちなみに、普通に11.5時間✕10000日間打った場合の勝率は46%、期待収支は+100円。つまり収支ほぼチャラになる台だ。
では「勝ち逃げ」の打ち方ではどうかというと、平均収支は±0円、勝率はなんと66%。これは効果大アリ!?
いや、騙されてはいけない。
A=普通に打つ(11.5時間実戦)
B=1万円以上浮いたらヤメ
として両者を比べてみよう。
◎3万円以上勝つ確率
A…29.6% B…19.5%
◎5万円以上勝つ確率
A…20.8% B…5.4%
このように、「勝ち逃げ」してしまうと大勝ちの確率がかなり低くなってしまう。特に5万円以上の大勝ち確率では4倍近い差がついている。
逆に負け確率はどうか?
◎3万円以上負ける確率
A…34.5% B…24.5%
◎5万円以上負ける確率
A…22.2% B…18.3%
普通に打つよりも大負けは少なくなっているが、大勝ち確率の方では大差がついているだけに、大勝ち作戦は夢のない結果になっている。
また、平均大当り出現回数(2R除く)は
A…24.5回 B…12.5回
と倍近くの差がついている。つまり「勝ち逃げ作戦」は勝率こそ上がるものの、内容を見ると
①大勝ちが少ない
②大負けはやや少なくなるが、大勝ちほどの差はない
③トータル収支はほぼ同じ
④大当り回数は半分に
…という結果になる。決してトクなことはないと思うが、これは等価だからまだ良い方。換金差があるホールではさらに持ち玉比率が下がり、収支が悪化するので注意!

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